エプソンは2日、個人向けインクジェットプリンタの2014年秋モデルとして、スモールファンプリンタ「PF-70」を発表した。発売は10月下旬。価格はオープンプライスで、20,000円前後が予想される。
PF-70は一般的なプリンタに求められるA4サイズという制約を取り払い、対応サイズをカード~A5縦までにすることで小型化を狙った製品だ。コンセプトとしてはColorio meの系譜に連なるが、より一層の小型化に成功しており、本体サイズはW248×D176×H85mmにまで縮小している。重量は約1.8kg。
給紙はリアのオートシートフィーダによりおこない、A5で最大50枚(ハガキ最大20枚)までセットできる。また、久しぶりにロールタイプのメディア(60mm幅 光沢紙シールおよび普通紙シール)も復活している。
小型ボディながら2.7型の液晶モニタを搭載し、カードダイレクトプリントが可能。また、Wi-Fi Directにも対応しており、PCやスマートフォンなどからの印刷も行える。スマートフォン用のアプリケーションは「EPSON iPrint」が利用できる。また、レイアウトソフト「Epson Creative Print」やシール作成ソフト「Epson マルチロールプリント」、「Epson カメラでコピー」などの無料提供も予定されている。
プリント解像度は5,760dpi。ドロップサイズは2pl。インクはシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの染料4色構成。カートリッジは81番を使用する。ヘッドのノズルは各色180ノズル。公称プリントスピードはL判カラー印刷が約30秒となっている。
インタフェースはUSB2.0、IEEE802.11bgnに対応。無線LANはWi-Fi Directと同時に使用できる。