厚生労働省はこのほど、平成24年高齢期における社会保障に関する調査結果を取りまとめた。調査日は7月12日で、集計客対数は1万1,294人。
約3割が「65歳まで働きたい」と回答
まず、何歳ぐらいから老後と考えるかについては「70歳から」が32.0%、「65歳から」が28.6%と、ほぼ割合は同じであった。年齢階級別にみると、他の年齢層に比べ、若い世代では「60歳から」の割合が多くなっているが、高年齢層では「75歳から」「80歳以上」の割合が多くなっている。
何歳まで働きたいか尋ねたところ「65歳まで」とする者が27.3%、「60歳まで」とする者が19.6%、「70歳まで」とする者が17.6%だった。「生涯働き続けたい」とする者も7.7%となっている。年齢階級別にみると、年齢が高くなるにつれて、働きたいとする年齢が高くなる傾向にある。
老後に働く場合、どのような働き方を希望するか聞くと「働く日数を減らしたり、時間を短くして働きたい」の割合が53.2%、「老後は働かずに過ごしたい」が27.3%、「現役世代と同じようにフルタイムで働きたい」とする者は5.6%だった。