ハーマンインターナショナルは9月1日、マークレビンソンのインテグレーテッドアンプ「No585」を発表した。発売は11月で、希望小売価格は1,400,000円(税別)。

「No585」

No585は、リファレンスシステムとして定評のあるマークレビンソンのアンプに、ハイレゾ音源に対応した最新のデジタル回路を組み合わせたインテグレーテッドアンプ。

アナログ部は、全段ディスクリートのデュアルモノラル設計で、ミラーイメージ構成。パワーアンプはバランス構成のClass-ABで、定格出力は200W×2(8Ω負荷時)。電源には、左右チャンネル用に独立した二次巻線を持つ900VAのトロイダルトランスを使用している。

アナログオーディオ入力はXLR×1系統、RCA×3系統を装備。また、2.1chシステム用に、80Hzクロスオーバー出力が可能なアナログプリアウトを搭載している。ボリュームには、ローノイズアナログスイッチと15bit R-2Rラダー抵抗を使用しており、0.1dBステップでコントロール可能だ。

デジタル部は、DACにESSテクノロジー製のSABRE 32bitシリーズを採用。ジッター除去回路、完全バランス設計のディスクリート構成I/V回路に加え、非可逆圧縮された音源の補間を行う「Clari-Fiシグナルプロセッシング」も装備している。

デジタルオーディオ入力はAES/EBU×1系統、コアキシャル×2系統、オプティカル×2系統、USB×1基を装備。USBはアシンクロナス転送に対応しており、192kHz/32bitまでのPCM信号を利用できる。また、DSD64 / 128のネイティブ再生も可能だ。

周波数レスポンスは、20Hz~20kHz(±0.13dB)/2Hz~250kHz(+0.2dB/-3dB)で、S/N比は103dB以上。本体サイズはW438×D507×H193mmで、質量は32.6kg。定格消費電力は350Wとなっている。

「No585」の背面パネル