ディーアンドエムホールディングスは9月1日、デノンブランドより、プリメインアンプ「PMA-SX1」を発表した。発売は10月中旬。希望小売価格は580,000円(税別)。

「PMA-SX1」

PMA-SX1は、シンプル&ストレート化を徹底したデノンブランドのプリメインアンプのフラッグシップモデル。大電流増幅素子「Advanced UHC-MOS FET」を使用したシングルプッシュプルのシップルな回路を採用。UHC-MOS FETでは、定格電流が従来の40Aから60Aに、瞬時電流が120Aから240Aにそれぞれパワーアップしており、余裕を持った再生を実現している。             全段バランス構成を採用しており、BTL接続によりスピーカーのプラスとマイナスの両端子をパワーアンプの出力段から直接駆動。スピーカーのドライブ電流がグラウンドに流れ込まず、にじみのないリアルなサウンドを実現している。

また、シンプルな回路構成に徹するため、プリアウト、トーンコントロール、バランスコンとロール、ヘッドホン出力など、一般的なプリメインアンプでみられる装備が排除されている。

大型の電源トランスはアルミ鋳物のケースに収められており、さらに特殊樹脂を充填。トランスから発生する振動を排除している。また、電源回路には高音質なカスタムブロックコンデンサーを使用している。

定格出力は50W×2(8Ω、20Hz~20kHz、THD 0.1%)。入力インタフェースはPHONO(MM/MC)、CD、NETWORK、TUNER、AUXに、バランス入力×1系統を装備する。本体サイズはW434×D504×H181mmで、質量は30.4kg。

「PMA-SX1」の背面パネル