財務省は1日、2014年4~6月期の法人企業統計調査の結果を発表した。それによると、全産業(金融業・保険業を除く)の設備投資額(ソフトウエアを含む)は前年同期比3.0%増の8兆5,617億円となり、5四半期連続で増加した。
業種別に見ると、製造業は前年同期比0.8%減の2兆8,301億円と、3四半期ぶりの減少。食料品、電気機械、鉄鋼などで増加したものの、石油・石炭、情報通信機械、輸送用機械などで減少した。
一方、非製造業は同5.0%増の5兆7,315億円と、5四半期連続の増加。電気業、建設業、運輸業、郵便業などで減少したが、不動産業、卸売業、小売業、サービス業などで増加した。
なお、全産業のソフトウエアを除く設備投資額(季節調整済)の前期比は1.8%減となった。
売上高は前年同期比1.1%増の315兆886億円と、4四半期連続の増収。業種別に見ると、製造業は同0.2%増の92兆4,468億円、非製造業は同1.5%増の222兆6,418億円となった。
経常利益は前年同期比4.5%増の16兆3,860億円と、10四半期連続の増加。業種別に見た場合、製造業は同7.6%減の5兆5,777億円、非製造業は同12.1%増の10兆8,083億円となった。
調査対象は資本金1,000万円以上の法人企業で、有効回答数は2万3,141社。