映画『ホットロード』の大ヒット御礼舞台あいさつが8月31日、東京・有楽町の丸の内ピカデリー1で行われ、キャストの能年玲奈、登坂広臣(三代目J Soul Brothers)、三木孝浩監督が出席した。

映画『ホットロード』の大ヒット御礼舞台あいさつに出席した能年玲奈

8月16日に公開初日を迎え、週末興行成績ランキングで実際映画第1位となるなど、大ヒットを記録している本作。その主演を務めた能年と登坂、そして三木監督が登壇し、大ヒット御礼舞台あいさつを行った。

能年は「見て下さる方がいて作品が存在できます。こうやって皆さんとお会いできる場ができて本当に嬉しいです」とあいさつ。周囲の反応として真っ先に母親を上げ、「『ホットロード』世代で最初はイメージと全然違うと言われましたが、見てくれて『すごく良かったよ』と言ってくれたのでちょっと安心しました」と安堵した表情を見せながら「何度も劇場に足を運んでいるみたいです。親バカですね(笑)」とコメント。さらに「この間街を歩いていたら女の子たちが追いかけてくださって、『今さっき見てきました』って声を掛けてくれました。それがすごく嬉しかったです」と笑顔だった。

また、本作に出演したことで変化した点を問われた能年は「私は逆に変わらないことの大切さを学ばせてもらいました。役自体はイメージの違う役だと思いましたが、私自身は軸の部分を変えずにやらせていただきました」と回答。一方、本作で演技初挑戦となった登坂は「表現者としての幅が拡がったと思いますが、自分は本業のアーティストでありたい。そこの軸はぶらさず、変わらないことの大切さを作品を通して感じれました」と話していた。

紡木たくの同名漫画(集英社文庫刊)を原作に、『僕等がいた』などを手掛けた三木孝浩監督が実写化した本作。寂しさを抱える14歳の少女・和希(能年)は、夜の湘南で不良チームの少年・春山(登坂)に出会う。次第に惹かれ合っていく2人だったが、チームのリーダーになった春山が抗争に巻き込まれてしまう。