ビジネスでの正しい振る舞い方、正しい行儀作法はもちろん知っているけれど、実際の現場では「浮いてしまう」ケースもあるもの。実際のところ、ビジネスマナーはどれだけ実践できるものなのでしょうか?マイナビニュース会員に「訪問した方が先に名刺を差し出す」というビジネスマナーを実践しているかどうか、聞いてみました。
Q.「訪問した方が先に名刺を差し出す」というビジネスマナーを実践していますか?
実践している 56.3%
実践していない 43.7%
■実践している派の意見
・「まず自分が何者かを理解してもらうべきだと思うので、訪問者が先に名乗るべき」(33歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「自分が先に出す事を基本にしているので、結果的に訪問側である場合には先んじる事が多い」(34歳男性/金属・鉄鋼・化学/その他自営業職)
・「相手に何者かを伝え、はなしをスムーズに進めるため」(46歳女性/医療・福祉/専門職)
・「営業でないにせよ、基本として教えられた」(30歳男性/情報・IT/技術職)
■実践していない派の意見
・「同時に差し出しているから。上司もそうやっているから」(27歳女性/機械・精密機器/技術職)
・「早く出せた方からやったほうがロスが少ない」(27歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「こちらが訪問することは基本的になく訪問される側だが、相手がお客様の場合はこちらが出す」(25歳男性/その他/その他職)
・「役職や仕事によって使い分けています」(32歳女性/食品・飲料/その他職)
■総評
訪問した側が顧客だったり、いつもお世話になっている取引先だったり等、訪問者が明らかに目上の立場だという場合以外は、訪問した側が先に名刺を差し出すのがマナーです。しかし訪問者が明らかに目上の立場だった場合は、訪問された側が先に名刺を差し出した方が印象が良くなることも。マナーは相手を不快にさせないための行儀作法である以上は、ケース・バイ・ケースで考えることも大切。「訪問者だから、必ず先に名刺を出さなければならない」という訳でもないため、柔軟に対応していきましょう。
今回のアンケートでは、「訪問した方が先に名刺を差し出す」というビジネスマナーを実践している方は、全体のおよそ半数という結果になりました。特に営業職に就いている方は、「訪問先では、率先して名刺を渡す」という習慣を身につけている方が多いようです。どのような職種についているかでマナーの考え方は異なりますが、目下の立場で訪問することが多い営業職なら「訪問先では、必ず先に名刺を渡す」と覚えておいてもよいかもしれません。マナーは相手に不快な思いをさせないためのふるまい。自分が相手にとって、どのような立場にあるのかを常に意識しながらマナーを実践していきましょう。
調査時期: 2014年8月11日~2013年8月12日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性137名 女性163名
調査方法: インターネットログイン式アンケート