ソフトブレーン・フィールドは8月27日、「消費者のコーヒーチェーンおよびコンビニドリップコーヒーの利用実態」の分析結果を発表した。2月1日~8月3日の間、全国の消費者から報告された9,417のレシートデータをもとに分析を行った。
シーンや気分に応じて使い分け
店舗の様子や料理・飲み物の提供、設備など計29項目を5点満点で評価したところ、最も総合評価点が高かったのは「スターバックスコーヒー」で、4.47点だった。
2位は「上島珈琲店」(4.46点)で、3位は「ナチュラルローソン」(4.46点)、次いで「珈琲館」(4.43点)、「コメダ珈琲店」(4.39点)となった。なお、2位と3位は小数点第3位以下の点数で差がついた。
レシート枚数が最も多かったのも「スターバックス」(1,979枚)で、「セブンイレブン」(1,532枚)、「ドトールコーヒーショップ」(1,526枚)、「ファミリーマート」(1,045枚)、「タリーズコーヒー」(562枚)が後に続いた。「セブンイレブン」や「ファミリーマート」が上位にランクインしていることから、コンビニドリップコーヒーが消費者に浸透していることがわかった。
コーヒーチェーン各店についてのコメントを見ると、「スターバックス」には「新製品のフラペチーノを飲みたかったので」といった商品に対するコメントや、「Wi-Fiが入る上に、禁煙で快適に過ごせるので」といった店内環境や雰囲気に関するコメントが寄せられた。また、「上島珈琲店」では味や雰囲気に関するコメントが多く、「ドトールコーヒーショップ」ではメニューやポイントについてのコメントが見られた。
コンビニについては、「近所で深夜も開いてるから」(セブンイレブン)、「職場に一番近くてドリップコーヒーが飲める店だから」(ナチュラルローソン)など、コンビニならではの立地や営業時間を評価するコメントが寄せられた。
また、消費者1人ひとりの回答履歴を分析したところ、シーンや気分に応じてチェーンや業態、店舗を使い分けていることが分かったという。