近畿日本鉄道は、今年9月末までの期間限定運行としていた観光列車「つどい」について、2015年3月末までの運行期間延長を発表した。10月4日から3月29日まで、土休日を中心に伊勢市~賢島間を計60日間運行する。

近鉄の観光列車「つどい」

観光列車「つどい」は、伊勢神宮式年遷宮に合わせ、伊勢志摩地域の周遊促進を目的に昨年10月にデビュー。近鉄2000系を改造した3両編成で、床面までの大型ガラスとスリットが設置された1両目先頭部分の「風のあそびば」や、運転士気分が味わえる「こども運転台」(3両目)など、随所に工夫が施されている。

当初は今年3月末までの運行予定だったが、好評のため運転期間を約半年間延長し、今年9月末までの運行としていた。今回の再延長により、運転期間がさらに半年間延長され、運転開始からの運転期間は少なくとも1年半に及ぶこととなる。

10月以降の運行ダイヤは現在とほぼ同じで、賢島駅10時40分発・13時40分発と、伊勢市駅12時22分発・15時14分発の1日2往復。車内での志摩市・志摩市商工会による一品のふるまいや、伊勢志摩の特産品販売も継続する。乗車の際は、普通運賃の他に観光列車料金として片道大人300円、小児150円が必要。近鉄特急券発売窓口のほか、神戸三宮駅、伊賀鉄道上野市駅、おもな旅行会社などにて、乗車日の1カ月前から販売開始する。