中でも、ワイヤレスゲートは『ワイヤレスゲート Wi-Fi + LTE SIMカード』で「業界最安値」を宣言。一方、U-mobileは「スマホにローコスト通信会社(LCC)が誕生!」と大アピール。どちらが本当に安いのか比べてみました。
データ通信を多く使う人にとって各キャリアの新料金プランが「実質的な値上げ」になっています。そんな中、ますます注目を集めているのがMVNOの格安SIMです。 中でも、ワイヤレスゲートは『ワイヤレスゲート Wi-Fi + LTE SIMカード』で「業界最安値」を宣言。一方、U-mobileは「スマホにローコスト通信会社(LCC)が誕生!」と大アピール。どちらが本当に安いのか比べてみました。
まず、両者の大きな違いが3点あります。
- 無線LANスポット
どちらもドコモの通信網を使った高速通信を提供するサービスですが、ワイヤレスゲートはそれに加えて、全国40,000箇所にある無線LANスポットに接続でき、最大54Mbpsの高速通信が可能です。ある程度場所は限られてしまうものの、無線LANスポットであれば快適な通信ができるわけです。
- 090/080/070での音声通話
U-mobileには090/080/070の電話番号による音声通話が可能なオプションがありますが、ワイヤレスゲートはそれらの番号による音声通話はできません(050番号や、VoIPを使った通話は可能)。
- 通信速度
高速通信容量を使い切った後の通信速度にも差があります。ワイヤレスゲートは256kbpsと、動画やGPS等使わなければそこまでの不自由もない速度ですが、U-mobileは128kbps。メール使用以外はちょっと厳しい速度です。
これらを念頭に置いて、両社の料金プランを月の通信容量をベースにして表にしてみました。
単純に最安値をたたき出しているのはワイヤレスゲートで、480円という超低価格プランです。ただし、このプランでは高速通信を行えず、通信速度は256kbps。無線LANスポットを多く活用できる環境でしたら、魅力的なプランになることは間違いないでしょう。
高速通信ができる最安値ということなら、U-mobileの月1GBプラン。853円は確実に業界最安値!ワイヤレスゲートも920円と低価格ですが、U-mobileとは67円差があります。
とはいえ、この2つはかなり通信容量を抑えて活用する人向けのプランといえます。というのも、普通にスマホを活用すると、月3~4GBというのが標準的と言われているからです。
そういう視点で見ていくと、データ通信量にちょっと余裕を持ちたい人であれば、月2,480円で5GBまで使えるワイヤレスゲート、快適に使いつつもコストは抑えたいという人は月1,598円で3GBのU-mobileを運用するのがベストと言えるのではないでしょうか。
ちなみに、容量を追加する場合は、ワイヤレスゲートは200MB:540円、U-mobileは100MB:324円、500MB:540円、1GB:864円です。安く運用したい人はU-mobileを契約し、どうしても追加したい月だけ容量を追加する方がオトクかもしれませんね。また、音声通話もしたい人は、2,138円のU-mobileのプランを活用するのが良いかと思います。
それ以降の容量に関しては、使い方次第と言えます。従来のキャリアの契約の中で、ちょくちょく7GB制限のメールが来ていた人が検討するプランになるかと思います。頻繁に7GB警告が来ていた人はU-mobile、7GBを超えることが多くて、容量制限オプションを追加したこともある人はワイヤレスゲートを選択するという感じでしょうか。
今後、両社のように大容量データ通信のプランが他からも出るのか見逃せません。
■ 記事提供:SIM通
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