ZTEジャパンは、モバイルWi-Fiルーターの新製品「Pocket WiFi SoftBank 303ZT」を2014年9月下旬以降にソフトバンクモバイルより発売すると発表した。

Pocket WiFi 303ZTは、複数の周波数帯を同時に使うことで高速な通信を可能とする「キャリアアグリゲーション(CA)」に対応した製品。通信方式はAXGP方式(2.5GHz)、FDD-LTE方式(2.1GHz/1.7GHz/900MHz)、W-CDMA方式(1.7GHz)に対応。マルチネットワークに対応することで、広いエリアで通信できる。通信速度はAXGPでは下り最大165Mbps/上り最大10Mbps、FDD-LTEでは下り最大112.5Mbps(エリアにより下り最大75Mbpsまたは37.5Mbps)/上り最大37.5Mbpsを実現する。

Pocket WiFi SoftBank 303ZT

Wi-FiはIEEE 802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz、5GHz)をサポート。Wi-Fi機器の同時接続台数は最大14台。寸法・重量は約117×62×13.9mm・約150gで、2.4インチのカラー液晶を搭載する。バッテリ容量は約2,700mAhで、連続通信時間は約9時間、連続待受時間は約1,000時間。

なお、ZTEジャパンがPocket WiFi 303ZTを提供するソフトバンクは、2015年以降にFDD-LTEの「SoftBank 4G LTE」を下り最大187.5Mbpsに高速化するする予定。このほか同社は、同製品の法人向けモデル「Pocket WiFi SoftBank 304ZT」も9月下旬以降にソフトバンクモバイルより提供するとしている。