シャープは29日、「HEALSIO(ヘルシオ)」シリーズのお茶メーカー「お茶PRESSO(プレッソ)」の新色として、レッド系モデル「TE-GS10A-R」を発表した。発売は9月10日。価格はオープンで、推定市場価格は税別24,000円前後だ。

「ヘルシオお茶プレッソ TE-GS10A-R」

別売のアクセサリ「お茶うす TH-GU1」

"ヘルシオ"カラーのレッド系モデル

お茶プレッソは、本体に備わったセラミック製の「お茶うす」で茶葉を粉末状にしたうえで、湯などを注いでお茶を淹れてくれるお茶メーカー。2014年4月に発売したのはブラック系とホワイト系のみだったが、今回新しく「HEALSIO」カラーであるレッド系モデルを追加した。

また、別売のアクセサリとして「お茶うす TH-GU1」を用意。お茶うすが1つしかないと、異なる茶葉を挽くごとに洗浄・乾燥しなければならないが、茶葉ごとにうすを使い分ければ頻繁に洗浄しなくて済む。使わない時は茶筒を模したケースに収納しておける。9月10日に発売し、推定市場価格は税別6,000円前後だ。

ブラック系、ホワイト系にレッド系が加わった

セラミック製のお茶うす部分は分解して洗浄できる。なお、乾燥には8時間かかる

ミキサーで挽いた粉に比べてずいぶんときめ細かい粉末になっている

お茶プレッソは、発売当初予定していた月産台数の4,000台を大幅に超えるほど売れ行きが好調なため、シャープは販売目標を4倍以上に上方修正した。レッド系モデルは、ユーザーから「結婚を機にヘルシオシリーズの赤色で買い揃えたい」などの要望が多く寄せられたため、急きょ投入するに至った。お茶うすを別売品として発売するに至ったのも、ユーザーから「茶葉ごとに使い分けたい」との要望があったためだ。

お茶プレッソの主なユーザー層は50~60代だが、今後は「あまり頻繁には飲まないがお茶が好き」という20代・30代もターゲットとし、日本の茶葉普及に貢献していきたいとのことだ。

説明会には「お茶大学」の大森先生も登場

記者向け説明会にて、新色のレッド系モデルがお披露目された。大妻女子大学「お茶大学」校長である大森正司先生も登壇し、お茶の持つ栄養や効果的な摂り方、茶葉を手軽にまるごと摂取できる「お茶PRESSO」への期待感などを語った。

大妻女子大学「お茶大学」校長の大森正司先生

お茶プレッソで淹れたお茶は……

説明会が始まる前と、終了後にはお茶プレッソで挽いたお茶で作ったメニューがふるまわれたので、写真とともにお届けする。

冷茶と水ようかんのセット。冷茶は口に含んだ瞬間にお茶の香りがふわっと広がる

メニューは左下から時計回りで、ほうじ茶ごはん(きのこの佃煮添え)、栗のティラミス、ほうじ茶、鶏肉の紅茶焼き きのこ添え

見慣れたほうじ茶とはかなり色が異なるが、香ばしくてとても飲みやすい

かみしめるほどにうまみがじんわり出てくるほうじ茶ご飯。佃煮との相性もバッチリだ

鶏肉には紅茶パウダーがかかっており、肉の味を引き立てていた。オーブンレンジ「ヘルシオ」で調理したものなので、油が落ちてヘルシーな仕上がりに

栗のティラミス。お茶とクリームチーズの相性の良さに驚いた

こちらは展示品につき残念ながら食べられなかったが、こんな調理例もあるようだ