総務省は29日、2014年7月の全国の消費者物価指数(CPI、2010年=100)を発表した。それによると、値動きの激しい生鮮食品を除く総合指数(コア指数)は前年同月比3.3%上昇の103.5となり、14カ月連続で上昇した。上げ幅は前月と同じ。前月比では0.1%の上昇となった。

生鮮食品を除く総合指数の動き(出典:総務省統計局Webサイト)

総合指数は103.4で、前年同月比では3.4%上昇、前月比では横ばい。食料(酒類を除く)およびエネルギーを除く総合指数は100.6で、前年同月比では2.3%上昇、前月比では横ばいとなった。

各項目の総合指数に対する寄与度を見た場合、電気代や都市ガス代などの上昇幅が縮小したエネルギーにより上昇幅が0.07ポイント縮小したほか、家庭用耐久財により上昇幅が0.02ポイント縮小。一方、生鮮食品を除く食料により上昇幅が0.04ポイント拡大するなどした。

同省は併せて、2014年8月(中旬速報値)の東京都区部の消費者物価指数を発表。それによると、生鮮食品を除く総合指数は前年同月比2.7%上昇の102.1となり、16カ月連続で上昇した。前月比では0.2%の上昇となった。

総合指数は102.0で、前年同月比では2.8%上昇、前月比では0.2%上昇。食料(酒類を除く)およびエネルギーを除く総合指数は100.0で、前年同月比では2.1%上昇、前月比では0.2%上昇した。