伝説のポップグループ"ザ・フォー・シーズンズ"の実話を描いた、クリント・イーストウッド監督最新作『ジャージー・ボーイズ』(9月27日公開)の本編映像の一部が28日、初公開された。
代表曲「シェリー」の大ヒットを皮切りに、3曲連続で「ビルボード」1位に輝き、全米チャートをにぎわせた曲の数は71曲、売り上げたレコードは1億7,500万枚以上、1990年には「ロックの殿堂」入りを果たしたザ・フォー・シーズンズ。本作では、愛され続ける名曲と共に、彼らの友情と夢、栄光と挫折、再生の実話を、同じ時代を生きてきたイーストウッド監督が描く。
このたび公開された本編映像では、代表曲「シェリー」誕生の瞬間が描かれ、当時の美声を完全コピー。キャストたちが見事な歌唱力を披露している。通常映画では、楽曲のパートは事前に録音するが、今回イーストウッド監督は、すべての楽曲を実際にカメラの前でキャストたちが生で歌うという撮影方法を採用し、臨場感あふれる映像に仕上げた。
イーストウッド監督は「彼らのほとんどが数えきれないほど生で歌った経験がある以上、そのほうが自然な流れだった。実際に歌うのを見て、聴くと、そのすばらしさがわかるし、感情の機微がよくわかるんだ」とキャストの歌唱力を絶賛。
また、リード・ヴォーカルのフランキー・ヴァリを演じたジョン・ロイド・ヤングは「僕は最初、カメラの前で生で歌うことが例外だと気づかなかった(笑)」とコメント。「あの伝説の監督が、目の前でうっとり聴き入っているのを見るのは最高だったな」と撮影を振り返る。
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