JR東海は28日の社長会見にて、東海道新幹線開業50周年の取組みについて発表した。1964(昭和39)年に開業した東海道新幹線は、今年10月1日に開業50周年を迎える。
東京駅・静岡駅・名古屋駅・新大阪駅では、10月1日早朝に出発式を開催。対象列車は、東京駅が「のぞみ1号」(6時0分発、19番線)、静岡駅が「こだま700号」(6時22分発、5番線)、名古屋駅が「ひかり500号」(6時20分発、15番線)、新大阪駅が「のぞみ200号」(6時0分発、26番線)で、主催者挨拶やテープカットなどが行われるという。
同日には、「東海道新幹線開業50周年記念入場券」も発売される。台紙の表面に初代0系、中面に最新型車両N700Aをデザインし、東海道新幹線全17駅の記念入場券(硬券入場券)がセットに。全17駅で合計2万セット発売され、価格は2,340円。1人3セットまで購入可能で、売切れ次第終了となる。
10月12日には、東海道新幹線開業50周年記念列車を運行。東京駅を9時23分に発車する新大阪行と、新大阪駅を13時23分に発車する東京行の列車が運転される。
記念列車では、エクスプレス予約会員・プラスEX会員(同伴者可・1組5名まで)を対象に、東京駅発・新大阪駅発の各列車850名程度を招待。8月29日から9月15日まで、エクスプレス予約・プラスEXの会員専用サイトにて応募を受け付ける(応募多数の場合は抽選)。車内イベントとして、NHKスペシャルドラマ『妻たちの新幹線』(10月13日放送予定)にちなんだイベントを実施するAコース、子供たち(小学生)が運転士・車掌とふれあえるBコースが用意され、応募する際に選択可能となっている。
その他、旅行商品「東海道新幹線開業50周年記念 東海道沿線への旅」や、東海道新幹線と同じく今年50周年を迎える東京プリンスホテル(東京都港区)および博物館明治村(愛知県犬山市)との共同旅行商品なども発売。東京プリンスホテルでは、「50th Anniversary『0系"ひかり" ~新幹線ショートケーキ』」をはじめ、東海道新幹線をモチーフとした記念メニューが発売(10月1日から11月30日まで)されるという。