特撮TVドラマ『仮面ライダー』シリーズ最新作で、平成ライダー16作目の制作発表が28日、都内で行われ、タイトルは『仮面ライダードライブ』、主人公・泊進ノ介役をファッション誌『mina』初の男性専属モデルに選出された俳優の竹内涼真が務めることが明らかになった。放送は2014年10月5日朝8:00よりテレビ朝日系でスタートする。
現在放送中の平成ライダー15作目『仮面ライダー鎧武/ガイム』では、モチーフが「フルーツ」と「鎧」、脚本に『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズで知られる虚淵玄氏を起用したことでも大きな話題となったが、『仮面ライダードライブ』の物語は警視庁が舞台で、シリーズ初となる刑事が主人公。仮面ライダーシリーズにとっては禁じ手とも言える「車」をモチーフとし、史上初の"バイクに乗らず車に乗る刑事ライダー"になるという。さらに、仮面ライダーの世界観に「謎解き」と「事件解決」という刑事ドラマの魅力を加え、子供たちだけでなく幅広い世代が楽しめる「仮面ライダー×刑事ドラマ」をコンセプトに掲げている。
「バイク」から「車」へと乗り換えても『仮面ライダードライブ』は人間とマシンが共闘する「仮面ライダー」の原点に立ち返るシリーズでもあり、シリーズのモデルチェンジを図ると同時にルーツを描き出していくという。そして、犯人捜しや動機の解明、証拠の獲得など、刑事ドラマではおなじみのチームの姿も演出。主人公の泊進ノ介が所属する警視庁・特状課は一筋縄ではいかない刑事が集められた捜査課で、ユニークな刑事と協力者がそれぞれの特性を発揮して事件解決に挑んでいく。
「仮面ライダードライブ」は変身ベルト「ドライブドライバー」を使用。ベルトでありながら人間と同じ意思を持っており、言葉を発して進ノ介を仮面ライダーとして教育・成長させていくことから進ノ介は「ベルトさん」と呼ぶ。「ベルトさん」はドライブと協力してすべてのシステムをコントロールしており、「シフトカー」に指令も出していく。変身は、それぞれ意思を持ったミニカーで、調査などでも活躍する「シフトカー」をレバーの形に変形させ、腕の「シフトブレス」に挿入。そして、変身ベルト「ドライブドライバー」と連動させて変身する。戦いの基盤となるスーパーカー「トライドロン」を駆使し、さらに「シフトカー」に秘められたさまざまな超能力で戦う。さらに、左前のタイヤから色々なわざ用タイヤが発射され、「仮面ライダードライブ」の胸に装着されることで「タイプスピードフレア」「タイプスピードスパイク」「タイプスピードシャード」などにフォームチェンジしていくという。
キャストは主演の竹内のほか、ヒロイン/詩島霧子役に内田理央、追田現八郎役に井俣太良、沢神りんな役に吉井怜、西城究役に浜野謙太、本願寺純役に片岡鶴太郎が名を連ねている。
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