ケンコーコムは27日、同社代表取締役の後藤玄利氏から、取締役会に対して、次期経営体制が決まり次第退任する意向表明を受けたことを発表した。
ケンコーコムによると、辞任の理由について、「医薬品ネット販売解禁が実現し、かつ楽天より承継した『楽天24』事業と当社既存事業との統合を果たし、よりいっそう飛躍する環境が整備されてきたこのタイミングで、楽天グループとのシナジーを最大化することにより企業価値を向上させるのにふさわしい経営陣に移行するのが最善との判断により、当社代表取締役を辞任したい旨の意向表明がなされた」としている。
今後の見通しについて同社では、27日付で開示している「臨時株主総会招集のための基準日設定のお知らせ」にあるとおり、期中ではあるものの、楽天グループとのシナジー効果を発揮できる環境を最大限活用し、早期に事業展開のスピードを速めるため、改めて役員の選任を目的とした臨時株主総会を10月下旬に開催する。
臨時株主総会の日程および付議議案の内容は決定次第別途告知するが、代表取締役の後藤玄利氏は、同臨時株主総会をもって辞任することとなる。なお、同社の代表取締役は1名であり、当該代表取締役の辞任後の代表取締役については、決定次第告知するとしている。
ケンコーコムは2000年5月にスタートした健康食品、医薬品、健康機器など健康関連商品のECサイト。取扱商品数約18万点(2014年8月現在)。2004年6月に東証マザーズ上場。その後、楽天の子会社となった。