MasterCardとグループ会社のアクセスプリペイドジャパンは28日、7通貨に対応した海外専用トラベルプリペイドカード「マルチカレンシーキャッシュパスポート」の提供を開始する。

同プリペイドカードは、1枚のカードで、日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドルの7通貨に対応。渡航先に合わせて、それぞれの通貨に外貨建てで入金することで、事前にレートを固定し、為替レートの変動リスクを回避できるという。

「マルチカレンシーキャッシュパスポート」

海外への渡航前に日本で入金すると、現地でMasterCardマークのあるATMから現金を引き出せるだけでなく、渡航先のMasterCard加盟店にてキャッシュレスで支払いが行える。また、MasterCardのオンライン加盟店でも利用可能で、海外のオンラインショッピングにも使用できる。対象は、MasterCardマークのあるATM約250万台、およびMasterCard加盟店約3,800万店。

残高は、次回の旅行時に利用できるほか、清算や、カード内のほかの通貨に移動させることが可能。審査は不要で、日本在住であれば誰でも利用できる。

「オリジナルカード」と予備の「スペアカード」の2枚セットで発行し、紛失・盗難にあった場合でもカードの再発行を待たずに「スペアカード」をすぐ利用できる。さらに、EMV対応のICチップを搭載することで、カード保有者の個人情報を含め、店頭やATMでの全ての取引データを守る高いセキュリティを確保したという。