厚生労働省は26日、2013年度の医療費(概算)の動向を発表した。それによると、2013年度の医療費は前年度比2.2%増の39兆3,000億円となり、11年連続で過去最高を更新した。
医療費を年代別に見ると(公費負担分除く)、75歳未満は前年度比1.3%増の23兆1,000億円、75歳以上は同3.7%増の14兆2,000億円。年代別の医療費率については、75歳未満が同0.5ポイント減の58.8%、75歳以上が同0.5ポイント増の36.1%となった。
1人当たりの医療費は前年度比2.4%増の30万8,000円と、こちらも11年連続で過去最高を記録。年代別では、75歳未満が同1.8%増の20万7,000円、75歳以上が同1.3%増の92万7,000円となった。
医療費の内訳を診療種類別に見ると、「入院」が前年度比1.3%増の15兆8,000億円(構成比40.2%)、「入院外+調剤」が同3.1%増の20兆6,000億円(構成比52.6%)、「歯科」が同0.8%増の2兆7,000億円(構成比6.9%)などとなった。
1日当たりの医療費は前年度比3.1%増の1万5,200円。診療種類別では、「入院」が同2.0%増の3万3,500円、「入院外+調剤」が同4.4%増の1万2,300円、「歯科」が同0.3%増の6,500円だった。
医療機関を受診した延患者数に相当する受診延日数の伸びは前年度比0.8%減。診療種別に見ると、「入院」が同0.7%減、「入院外」が同1.3%減、歯科が同0.6%増となった。