LINEは27日、ECサービス「LINE MALL」の新たな展開について発表した。友だちと共同で商品を購入したり、友だちにギフトを贈ったりできる、LINEの"つながり"を活かした5つのサービスが順次展開されていく予定。同日、都内で開催された新サービス発表会で詳細が明かされた。
Push Commerceを目指す
LINE MALLは、誰でも簡単に商品を売買できるスマートフォン向けのECサービス。2013年12月から提供を開始している。今回、新たに発表されたのはLINE MALLと連携する5つのサービス「LINEグループ購入」(8月28日開始予定)、「LINEギフト」(2014年秋以降予定)、「LINEマルシェ」(年内予定)、「LINEセレクト」(年内予定)、「LINEクリエイターズモール」(未定)。発表会には同社上級執行役員コマース・メディア担当の島村武志氏が登壇し、各サービスの詳細を説明した。
「PCの利用を想定した従来のECサービスでは、購入者が欲しい商品を検索して購入する"検索ショッピング"が主流だった」と島村氏。LINEがECサービスで目指すスタイルは、これと対極にあるもの。買うつもりがなくても、良い商品が商品棚に並んでいるのを見れば、手にとって購入したくなる、そんな「Push Commerce」を目指していく考えだ。