「お父さんが働いている会社ってどんなところだろう?」
子供のころにそう思った経験はないだろうか? 最近は家族に働く姿を見せようという試みが企業の間で盛んになっており、各社が夏休みに合わせて会社訪問企画を実施している。
Windowsで知られるマイクロソフトの日本法人、日本マイクロソフトもその1つ。本レポートでは、同社が18日に実施した「品川オフィス ファミリーデー 2014」の様子を写真とともに紹介する。
ファミリーデーは、フロアの各部屋で行われているプログラムに自由参加するという形式。会場では、社員証作り、活動紹介、Xbox Oneの体験などのプログラムを実施しており、好きなように見て回ることができる。
まずは1Fで受付を済ませると、ゲストカードが渡される。カードの裏面は「クイズラリー」の回答記入用紙。参加者は各フロアに設置されたチェックポイントを探して質問に答えると、豪華景品がもらえる。出される問題は、「Q. マイクロソフトの全世界の社員数はどのくらい?」など様々だ。
イベントのプログラムは全部で20種類で、中でも盛況だったのは参加型のプログラム。「家族写真カード作成コーナー」では、プロのカメラマンが撮影した家族写真を携帯できるカードサイズにプリントしたものをもらうことができる。
撮影室の隣では、スタッフがSurface Pro 3を使って画像処理を行う。参加者は出力されたカードサイズの写真を自らラミネートして、サインペンでコメントを書き込んでいた。
「Surface Pro 3 Touch & Try」コーナーでは、Surface Pro 3を使ってお絵かきをする子供も。色や線の太さを変えながらお絵かきを楽しんでいた。
「Xbox Oneで遊ぼう!」プログラムでは、3つのゲームをプレイできる。どれも20分~30分待ちの人気で、参加者は大人も子供も全力でゲームに挑戦していた。
「3Dプリンター体験教室」では、3Dプリンターでオリジナルのくまのフィギュアを作成。子供たちは、マウスを操作してくまにリボンをつけ、帽子をかぶせるなどしてデータを作り、プリンターへ出力。完成した自分だけのくまを受け取って喜んでいた。
「マイクロソフト社員の働き方と福利厚生のご紹介」プログラムでは、日本マイクロソフト 執行役 人事本部長 佐藤千佳氏が社員の働き方の紹介を行った。
同社は週最大3日まで自宅で仕事ができる「在宅勤務制度」や「時短勤務制度」を導入し、子供の通園や深夜・早朝の国際会議にも対応できる環境づくりをしている。佐藤氏は講演で「社員全員が楽しく長く働けるようなサポートの仕組み作りに取り組んでいく」と述べた。
また、昼にはカフェテリア「One Microsoft Cafe」でランチをとることもできる。この日は特別メニューの「お子様ランチ」が提供された。ランチタイムには日本マイクロソフト 代表執行役 社長 樋口泰行氏がカフェテリアを訪れ、社員との記念撮影や対話に応じていた。
同社によると、このたびのイベントに参加したのは0歳から70代までの404家族、1,455名。参加者はSurface Pro 3やXbox Oneなどの新製品に触れたり、カフェテリアで食事を楽しんだりとファミリーデーを満喫していたようだった。参加していた子供は「お父さんの仕事場に来られてうれしい。次があったらまた来たい」と満足げな様子だった。