女優の夏菜が、来年1月2日に放送されるテレビ東京開局50周年特別企画『大江戸捜査網2015(仮)』(放送時間未定)で、時代劇デビューすることが26日、明らかになった。

『大江戸捜査網2015(仮)』で時代劇デビューを果たす夏菜

『大江戸捜査網』は、1970年から1992年まで同局で足かけ22年、全713話が放送されるなど、民放時代劇として人気の長寿シリーズ。隠密同心たちが変装、潜入、おとりなどさまざまな手段を駆使して探索し、事件の裏にはびこる江戸の悪を成敗する。同局では昭和54年から毎年1月2日に放送されている長時間の娯楽時代劇が好評で、37作目となる今回は俳優・高橋克典を主演に迎えた新作『大江戸捜査網2015(仮)』が放送される。

夏菜は2006年のTBS系ドラマ『ガチバカ!』で女優デビューし、2010年の『君に届け』で映画初出演。2011年の映画『GANTZ』で注目を集めると、2012年のNHK連続テレビ小説『純と愛』のヒロインに抜てきされたことを機に、多くの人に知られる存在となった。初の時代劇となる本作で演じるのは、隠密同心の一人・不知火お吉。表の顔は行商の魚屋で、父は義賊として名をはせた大盗賊・不知火吉兵衛。生前の父から、錠前破りや潜入術など、盗人技術のすべてを叩き込まれている。

本作の出演について「約10年間、このお仕事をさせていただいていますが、初めての時代劇なので、非常に緊張しています! その時代にしっかりハマっていけるかどうか心配です(笑)」と不安をのぞかせる夏菜。これまでアクションの経験はあるが、「時代劇独特の立ち回りもあると思いますので、自分で自分の頭などを切ったりしないように気をつけたいと思います」と気を引き締めている。撮影が京都ということもあり、密かな楽しみは「やはり食事ですね! おばんざいが大好きなので…」。「撮影中にどんどん"ぶくぶく"にならないように気をつけようと思います(笑)」と自らに言い聞かせている。

山鹿達也プロデューサーは「活発で男勝りな性格、かわいらしい健康美がセールスポイントになりますので、夏菜さんはまさにハマり役だと思います」と評価し、「今回、時代劇初挑戦で新境地を切り開くと思います」と期待を寄せている。そのほか、隠密同心筆頭格・十文字小弥太(高橋克典)、井坂十蔵(村上弘明)と共に隠密同心の一員として悪を成敗する稲妻お竜役を藤原紀香、榊原長庵役を柄本時生が演じる。

藤原紀香

柄本時生