日本損害保険協会近畿支部はこのたび、大阪府警察、兵庫県警察、京都府警察および阪神タイガースの協力のもと、京阪神地区で多発する自動車盗難や車上ねらい、部品ねらいの被害防止を呼びかける啓発うちわを作成し、7月21日(月)に阪神甲子園球場で、8月19日(火)に京セラドーム大阪で各1万5千枚を配布したと発表した。
阪神甲子園球場では、試合開始前の球場バックスクリーンの電光掲示板に「車を狙った犯罪に注意!!車から離れる時は車内をからっぽにしましょう。ナンバープレート・カーナビには盗難防止ネジを取り付けましょう」というメッセージを映し出し、被害防止を呼びかけたという。
京セラドーム大阪では、元阪神タイガースの濱中治氏を招いた防犯教室を行い、車から離れる時は、エンジンキーを抜き、ドアをロックし、車内はからっぽにするなどの防犯対策を心がけるよう呼びかけたとしている。
2013年に大阪府で発生した自動車盗難の認知件数は全国ワースト3位、車上ねらいと部品ねらいはいずれも全国ワースト1位となっている。自動車盗難などを減少させるためには、自分の財産は自分で守るという意識を持ち、一人ひとりができることから対策を講じていくことが重要になるという。
同支部では、自動車に関連する犯罪を減少させる一助として、引き続き、自動車盗難などの防止に向けた広報啓発活動、盗難防止キャンペーンの実施に努めていくとしている。