元モーニング娘。で歌手の安倍なつみが、10月22日に新たなコンセプトのアルバム『光へ-Classical & Crossover-』をリリースする。

アルバム『光へ-Classical & Crossover-』をリリースする安倍なつみ

2004年にモーニング娘。を卒業後、2008年に宮本亜門演出の祝祭音楽劇『トゥーランドット』に出演したことを機に舞台に魅了され、以後は音楽劇『三文オペラ』(09年)、オフ・ブロードウェイ・ミュージカル『リトルショップ・オブ・ホラーズ』、ミュージカル『ドラキュラ』(11年)など、数々のミュージカルに出演してきた安倍。本作では「夢やぶれて」「私だけに」「オン・マイ・オウン」など、安倍が共感したミュージカルやライト・クラシックの名曲を歌い上げる。

ミュージカルの経験を重ねるにつれて、安倍は次第にクラシカルな発声の歌唱法を取得し、それまでのポップス的な歌い方とか異なる世界を描くようになったという。昨年11月に行われた故・本田美奈子のメモリアルコンサートに出演しミュージカル曲を披露したところ、レコード会社・日本コロムビアのクラシック部門のプロデューサーの目に留まり、今回のアルバムの制作へと至った。

安倍は「モーニング娘。を卒業し、ソロ活動を開始して10年が経ち、新しい挑戦をしたいと思っていたところ、今回のオファーをいただきました」と経緯を説明。「はじめは驚きと感動で大変でした。いまだに夢の様な状況に震える瞬間もあります。でもこのチャンスを無駄にはせず、今の私だからこそできる表現を追求しながら、全身全霊で臨ませていただきます!」と意気込み、「新しいスタッフ、素晴らしい演奏家の皆さんと創り上げた新たな『安倍なつみ』の世界をお楽しみ下さい」と呼びかけている。

アルバム『光へ-Classical & Crossover-』(左:通常版 右:初回限定盤)