iOSは、電話番号らしき数字のら列を文章に発見すると、電話番号として扱おうとする。たとえば、アプリ『メモ』に10桁の数値を入力して保存し開き直すと、その数値にはハイパーリンクが設定され、タップして電話をかけることが可能になる。ハイフンなどの記号は不要、「0451234567」のように続けて書けばOKだ。
しかし、市外局番と下4桁の間など、要所要所には「スペース」を用意したほうがいい。電話番号として認識されることに変わりはないが、日本語で読み上げてもらうとき、区切り位置で「の」を入れてくれるからだ。しかも「の」の位置で一拍おいてくれるので、混乱することがない。
たとえば、前述の「0451234567」は「ゼロキューゼロのイチニーサンシのゴーロクシチハチ」となる。タップして電話をかけるときはともかく、電話番号を確認するためiOSに読み上げさせる場合には、一気に10桁の数字を読み上げられるよりも断然耳あたりがいいはずだ。区切り文字はスペースの代わりにハイフンを利用してもかまわない。
このスムーズな電話番号読み上げ機能は、『電話』でも利用できる。キーパッド画面で電話番号を入力し、画面上部の電話番号部分をプレス(長押し)してみよう。『メモ』で操作したときと同様にポップアップメニューが現れるので、「読み上げ...」を選択すればいい。区切り位置に「の」を挿入したうえで読み上げてくれるので、聞き取りやすいはずだ。
操作手順をカンタン解説
(提供:iPad iPhone Wire) |