日本HPは25日、2.65型タッチスクリーンを載せたインクジェット複合機Officejetシリーズの新モデル「HP Officejet 5740」を発表した。発売は9月中旬を予定。HP Directplusでの販売価格は18,800円となる。
ビジネス向けのOfficejetシリーズの中ではエントリークラスとなる価格帯ながら、家庭向けモデルとしてはファクス機能やADFを搭載したハイエンドモデル。ADFの容量は25枚なのでスモールオフィスで用いるには充分だろう。新たにAndroid 4.4以降にプリインストールされる「HPプリントサービスプラグイン」やNFCからの接続機能「NFCタッチtoプリント」などの機能を搭載した。
プリントエンジンは新タイプで、HP62のカートリッジを使用する。インクシステムは顔料ブラックと染料3色カラーの2カートリッジ構成。プリントスピードは高速で、カラーで8ppm、モノクロで12ppmの出力が可能だ。同時発売の「ENVY」シリーズ3モデルと同様に「シングルカートリッジモード」を用意しており、ブラックまたはカラーのインクが切れても印刷が継続できる。
モバイルプリント機能は従来の「HP ePrint」や「ワイヤレスダイレクト」に加えて、先述の「HPプリントサービスプラグイン」、2014年秋の4モデルで唯一、近距離無線通信NFCに対応した「NFCタッチtoプリント」機能も搭載している。NFCタッチtoプリントでは、モバイル端末をプリンタの側でかざすだけでNFC経由の接続が行え、端末から直接印刷できる。
スキャンエンジンはCIS方式を採用。対応用紙サイズはA4~カスタマイズ、光学解像度は1,200×1,200dpi。コピー速度はモノクロが10ppm、カラーが5ppm。
インタフェースはUSB 2.0、IEEE802.11b/g/n、10Base-T/100Base-TX対応有線LANに対応。本体サイズはW454×D410×H193mm、重量は7.7kg。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1、Mac OS 10.6 / 10.7 / 10.8 / 10.9。