携帯キャリア各社では、主要都市に情報発信の拠点となる"旗艦店"を出店している。"旗艦店"の位置付けは各社ごとに異なるが、本稿では"情報発信の拠点"としての店舗に注目したい。
今回、ソフトバンクモバイルの旗艦店である「ソフトバンク銀座」を取材し、同店の特徴やキャリアとしての狙いなどを聞いてみた。
スマートフォンアクセサリーの取り扱いが日本最大級
ソフトバンク銀座は、東京・銀座にあるソフトバンクモバイルの旗艦店。都内では、「ソフトバンク表参道」と並ぶ同社の旗艦店であり、同社が販売するiPhone・iPadの新端末の発売セレモニーなどが開催される場所としても知られている。
旗艦店の両店では、どちらも端末の展示や販売を行っているが、とりわけソフトバンク銀座は「プラスαとして、スマートフォンアクセサリーを多く取り揃えていること」(同店担当者)が特長。iPhoneやiPad、Androidスマートフォンのケースをはじめとして、ヘッドホンやスピーカー、モバイルバッテリーなど多くのアクセサリーが店頭に並んでおり、購入することが可能。同店が取り扱うスマートフォンアクセサリーは、2万2,000点以上で日本最大級だという。
同店では、ソフトバンク端末だけでなく、他キャリアや海外端末のスマートフォンケースなども多く取り扱っており、ソフトバンクユーザー以外でも利用することが可能。キャリアショップとしては異例とも言えるが、「来店した他社ユーザーには(ソフトバンクへの)乗り換えをすすめる」(同店担当者)とのことで、他社端末のアクセサリーを取り扱っている理由も納得できる。
2階では話題のロボット、Pepperがお出迎え
同店はビルの1階、2階に出店しており、2階ではスマートフォンケースをメインに展示。また、2階では、ソフトバンクが6月5日に発表した感情認識ロボット「Pepper(ペッパー)」が展示され、接客を行っている。
Pepperは、ソフトバンク銀座と表参道の2店舗から先行導入されたが、現在では展示されているソフトバンクショップが全国31店舗に拡大しているという。また、同店ではPepperの導入後、来客数は1.8倍になったとのことで集客効果はかなり大きいようだ。実際に、取材当日もスマートフォンでPepperと記念撮影している客の姿を見かけた。
そのほか、同店の2階では、手続きの待ち時間に総合エンタメアプリの「UULA」を体験できるコーナーが設置され、映画やドラマ、ミュージックビデオなどを視聴することが可能だ。
来店者の3割以上が外国人観光客
銀座に位置する同店では、外国人観光客の来店も多く、実に来店者の3割以上が外国人観光客だという。また、日本人の来店者については、平日は30代以上のビジネスマンが中心で、休日になると家族連れやカップルの来店も一定数を占める。銀座ということもあり、来店客の年齢層は「やや高め」(同店担当者)とのことだ。
なお、同店では現在、スマートフォンケースを20%オフで購入できるキャンペーンを実施中。同店では、10万円の高級iPhoneケースも販売しており、こちらも20%オフ・キャンペーンの対象となるという。
最後に、同店担当者にマイナビニュース読者へのメッセージを伺ったところ、「ソフトバンク銀座では、他社スマートフォンのアクセサリーも多く取り扱っているので、ソフトバンク以外を利用している方も、ぜひ気軽に見に来ていただきたい。(品数の多さに)きっと驚かれるはず」と語ってくれた。