映画『喰女―クイメ―』初日舞台あいさつが23日、都内で行われ、出演者の市川海老蔵、柴咲コウ、中西美帆、根岸季衣、三池崇史監督が登場した。

映画『喰女―クイメ―』初日舞台あいさつに登場した市川海老蔵

本作は、男に捨てられ殺された女が幽霊となって復讐を果たす物語「四谷怪談」をモチーフにしたホラーで、海老蔵が企画・主演を務める。

海老蔵は「この映画が今日から皆様の所に旅立つということで、今日は母親になったような気分です。家族で見る映画でもないですし、恋人と見るのもどうなのかなと思いますけれど、この映画を色々な方に広めていただければと思います」とPR。ダークヒロイン"お岩"を演じた柴咲は「世間的に認知度の高いお岩という役を演じられたことは光栄なことでした。男性女性と違う感想を持つような映画なので、そういったところも楽しめる映画なのかなと思います」と話した。

観客からの質問コーナーで「お岩さんメークを初めて自分で見たときにどう思った?」と聞かれると、柴咲は「(メークをしてもらいながら)目が飛び出そうになって流血していくのを、いいぞって思って見ていました。なかなか顔に何か物がくっついている機会なんてないので面白かったです」と感想を語った。これを受けて、海老蔵も「僕もなるべく出っ張っていない側にいました。(出っ張っていて顔が)見えないので、綺麗な側にいつも立って会話していました」と撮影当時の様子を明かし、会場の笑いを誘った。

また、舞台あいさつ終了後に海老蔵は、22日に熊本県PRマスコットキャラクターのくまモンから指名を受けたという、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の認知度向上のためのキャンペーン活動「アイス・バケツ・チャレンジ」に急きょ挑戦。

「ALS アイス バケツ チャレンジを支援します」というフリップを掲げ、氷水が入ったバケツを頭からかぶるパフォーマンスを披露すると、「私もくまモンさんから指名を受けるまではこのキャンペーンについても、ALS・筋萎縮性側索硬化症という病気についても知りませんでした。娘とか息子が生まれてこういう事にも協力していこうという気持ちが芽生えましたので、私も協力することにしました」と話した。また、次の指名については「あえてしません。氷水をかぶって寄付をする方向で私はやりたいと思います」と話していた。