BCTION実行委員会は31日~9月30日まで、東京都千代田区麹町のオフィスビルにて、アートプロジェクト「BCTION(ビクション)」を開催する。
都市のデッドスペース、取り壊し予定のビルをアート空間として再利用
同イベントは、美術家の大山康太郎氏と写真家の嶋本丈士氏が主宰する、取り壊しが決定した都心ビル1棟を美術館として再利用するアートプロジェクト。
1つのアクション「A」が次のアクション「B」を促すようなクリエイティブが連鎖して膨らんでいく様子のことを「Action」×「Action」="Bction"と表現している。
50組以上のさまざまなジャンルの若手気鋭アーティストと賛同者たちがDIY精神のもと、都心の取り壊しが決定したビル1棟を美術館として再利用する。ビルの床や壁のすべてを使用し、思い思いの芸術を表現し、都市のデッドスペースに新たな価値付けをするという。
同委員会では「BCTION」によってアーティストが社会に積極的に関与できるチャンスを広げ、表現の場を増やし、さらにはアートマーケットを拡大できる、としている。また、世界中の都市、特に経済成長著しい東南アジアの諸都市でも同様のプロジェクトが生まれ、新たなムーブメントとして定着すればと願い、今回の開催にいたったという。
開催日時は、 8月31日 15時~20時がオープニング・レセプション。展示会は、9月1日~15日 12時~20時。9月16日~30日は多目的利用(広告撮影・イベント・取材など)。10月1日が物件引き渡し(以降、取り壊し予定)となる。入場方法は、事前にWeb経由で事前の予約登録が必要。登録後にイベントの展覧会場の詳細が記載されたメッセージが届く。入場料は無料。