エレクトロラックス・ジャパンは22日、報道関係者向けに同社製クリーナーの体験会を行った。リアルな環境で試すため、実際の住居のような会場で開催された。本稿では2製品の特長と、使用してみての感想をお届けする。
会場に用意されたのは同社のサイクロン式スティック型クリーナー「ergorapido(エルゴラピード)」と紙パック式キャニスター型クリーナー「ergothree(エルゴスリー)」。2014年7月に発表した「エルゴラピード」10周年記念モデルもお披露目された。
エレクトロラックスは、1912年にスウェーデンで世界初の家庭用真空式電気掃除機を発売したメーカー。現在は世界150カ国で展開し、年間1,300万台の掃除機を販売している。「Thinking of you」という企業理念の下、使う人のことを第一に考えて製品開発を行っているという。
掃除の負荷を減らす「エルゴラピード」
エルゴラピードは、スティック型とハンディ型の2通りで使用できる2in1コードレスサイクロン式クリーナー。ユーザーの負荷をできるだけ減らし、気づいたときにササっと掃除できるよう、随所にさまざまな工夫が施されている。
まず、ゴミを吸い取る性能を示す国際規格「ダストピックアップ率」98%(エルゴラピード・リチウムでフローリングを掃除した場合)を実現している。効率のよいモーターの搭載、トライアングルパワーノズルの採用、エアフロー(空気の流れのこと)の最適化を行い、この数字を達成した。
そして、ブラシに絡まった髪の毛や糸クズなどを除去する「ブラシロールクリーン機能」を搭載。ヘッド右側のボタンを運転中に足で踏めば、ヘッドに内蔵された刃が、本体を傷つけずに毛や糸クズだけをカットする。
筆者がエルゴラピードを使用して、一番驚いたのは自由自在に動くヘッドだ。掃除したい場所にすいすい動かせるうえに、手首をひねると「ぐりんっ」とヘッドが回転するので、机などの家具の脚にもぴったりフィットする。
次ページでは、「赤ちゃんにやさしい」という「エルゴスリー」を紹介する。