「文化放送10億円冠企画」の会見が22日、都内で行われ、タレントのみのもんたと同社の三木明博社長が登場した。
文化放送では、23日から販売されるスポーツ振興くじ「BIG」の第720回販売で、1等の当選額が10億円に引き上げられたことをきっかけに、1等の当選者に同社の「1日命名権」を10億円で販売することを発表した。
三木社長は「1等10億円に当選された方を対象に、1日限定で文化放送の様々なサービスを受け、文化放送をまるごと楽しんでいただける権利をお渡ししたいと思います。例えば、名前が文化太郎という方であれば、社名を『文化太郎放送局』に一日変えるとか、その他番組の企画の中で、文化放送を一日楽しんでいただけます」と話した。
また、「1日命名権」の購入者には「文化放送のロビーに銅像を作って設置し、社長室を作る」「全てのジングルを『文化太郎放送』に差し替える」などの企画のほか、「立川志の輔が申込者の人生をネタに落語を作ってくれる」「弘兼 憲史が申込者の人生を漫画にしてくれる」「みのもんたが申込者の人生をマイクの前で語り、ラジオ番組化される」など、番組パーソナリティーによる祝福企画も発表された。
みのもんたは、この企画について「このくじでスポーツ振興のために少しでも役に立てればという趣旨が僕は素晴らしいと思いました。でも、賞金が10億円っていうんだから、(ギャラが)相当なパーセンテージですよね、10億円の1%でもすごい(額)ですよ」と期待を寄せ、申込者への祝福企画については「去年の9月から語る機会がないので、いくらでも語らせていただきます」と自虐で笑わせた。
また、本日70歳の誕生日を迎えたみのに対し、マイクをモチーフにした祝いのケーキが登場。古希を迎えた心境について、みのは「本当にうれしい気持ちでいっぱいです。10月からフジテレビのバイキングが通しで司会をという話が来ないのでがっかりしていますが、今の所、静かな余生を送っています。人生を思いっきり楽しみます」と話した。
最近の日常については、「何十年と朝早起きの番組をやっていると、不思議と5時30分には目が覚めるんですよ。7時位にはビールとトマトジュースでいい気持ちになっています。ベランダに出て木刀を振って『この週刊誌!』とか言いながら汗をかいています」と話して、会場の笑いを誘っていた。