ドラえもんの「ひみつ道具」作りに挑戦する四次元ポケットPROJECTはこのほど、「望遠メガフォン」作りに挑戦した。これは第1弾の「セルフ将棋」に続いて第2弾目の挑戦となる。

完成した「望遠メガフォン」

「四次元ポケットPROJECT」は、実在する複数の中堅・中小企業が富士ゼロックスのITソリューションで連携し、ドラえもんの「ひみつ道具」作りに挑戦するプロジェクト。21世紀の技術を結集させることで実現できるものや、夢があってユニークで楽しみを与えられるものなどの観点から、今回は「望遠メガフォン」をテーマに選んだ。

「望遠メガフォン」は、スコープで照準を合わせてしゃべると、遠く離れた相手の耳元でささやくように声が届く「ひみつ道具」。実現するために、複数の企業が持つ独自の技術やノウハウを取り入れた。今回のプロジェクト用に製作した指向性スピーカーの基盤、相手との距離を計測し、自動でボリューム調整できるレーザー距離計、3Dプリンター技術、ひみつ道具の色を表現しながら部品の耐摩耗性を向上するアルマイト加工によるメッキ処理などを用いている。

完成したひみつ道具は、サイズH41.4cm×W17.9cm×D33.1cm、重量1.8kg。単4電池18本で、1時間半~2時間程度の連続稼働が可能だという。

今回のひみつ道具作りに参画した企業は6社。東京・神奈川・京都・岐阜・福井と所在地は各地に散らばっていたが、富士ゼロックスのITソリューションを活用し、直接会うことなく、同作品を完成することができたという。完成までの様子は、8月19日からTVCMや新聞広告、YouTube等で公開している。

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