8月20日、パラレルスは、仮想化ソフトの新製品「Parallels Desktop 10 for Mac」と「Parallels Desktop 10 for Mac Enterprise Edition」を発表。今回は世界同時発表となっており、日本でも発表会が開催され、その概要などが説明された。
新バージョンではまず今秋公開予定のOS X Yosemiteへの正式対応が謳われており、iCloud DriveやフォトストリームなどMacのクラウドサービスやSMSの共有、テキストなどを「共有」する機能、iPhoneと同期して電話機能などを実現している。
。
またパフォーマンスも向上し、最大30%のバッテリー寿命の向上、Windowsで文書を開く場合も最大で48%早くなっている。最大16CPU/64GBのメモリにも対応し、Mac Proなどでも利用可能になっている。
これまで同様、WindowsとMacのシームレスな統合を可能にしており、Dock上に仮想マシンをアイコンの形で並べて選ぶだけで起動したり、コヒーレンスモードではLaunchpadのような表示でWindows 8のタイル表示ができる。MacのジェスチャーでWindowsの操作ができるのもポイント。Macの操作性そのままでWindowsを操作できるのは、Macユーザーにとってはとても便利で違和感なく利用できる部分になる。
また仮想マシンのプロファイルを用意して、用途に合わせたプリセット設定を利用可能になった。OSを選び、ウィザードで表示されるプロファイルを選ぶだけでゲームやデザインといった用途に最適化されたシステムの設定ができる。
バージョン8と9ユーザー向けのアップグレード版は同日、「Parallelsオンラインストア」からダウンロードで提供を開始。通常版も8月26日から全国の販売店と各種オンラインストア、Parallelsオンラインストアで販売を開始する。USB版も9月19日から販売開始予定だ。