コクヨS&Tは21日、デジタルノートの新商品「CamiApp(キャミアップ) S」を発表した。専用ペンで紙のノートに文字や図表を書くだけで、内容をデジタル化し、自動でデータをクラウドにアップロードできるのが特長。8月22日よりAmazonや文具店などで予約を開始し、9月5日から販売する。また同日、都内では同製品の記者説明会が開催された。

都内で同製品の発表会が行われた

ノートの進化を止めるな

説明会の冒頭、コクヨS&T 代表取締役社長の森川卓也氏が登壇して挨拶した。同社では「ノートの進化を止めるな」を合言葉に商品開発に取り組んでいるとのこと。森川社長は「ノートというアナログの商品をいかにデジタルと絡めていくか、がここ数年の大きな命題になってきている」と話した。

コクヨS&T 代表取締役社長・森川卓也氏

コクヨS&Tでは、2011年よりノートに書かれた内容をスマートフォンで撮るだけで簡単にデータ化できる「CamiApp」を販売している。専用アプリ「CamiApp」は累計で50万ダウンロードを記録し、ヒット商品となった。しかし、ユーザーからは「もっと簡単にデータ化したい」「内容が検索できれば便利なのに」「データ化するのを忘れることがある」「撮影し辛いシチュエーションでも使いたい」などの声が寄せられているという。

2011年より、販売している「CamiApp」

ユーザーからは、さらなる利便性向上の要望も寄せられている

「できる限り、お客様の期待に応えたい。期待値を越える商品を出していきたい」と森川社長。ユーザーの要望に応える形で開発されたのが、今回の新商品「CamiApp S」だ。

紙のノートに書くだけで内容をデータ化できる、「CamiApp S」