動画サービス「niconico」の「ニコニコチャンネル」にて、「ブロマガ」を配信しているチャンネルの有料登録者数が合計20万人を突破したことが明らかになった。
「ニコニコチャンネル」は、企業・団体が動画や生放送の配信ができるプラットフォームとして2008年にサービスを開始し、現在までに566チャンネルが開設。2012年8月に記事コンテンツ「ブロマガ」の配信機能を実装、2013年12月に企業や団体だけでなく一般ユーザーが開設できる「ユーザーチャンネル」をオープン。一般ユーザーもブロマガや動画・生放送投稿によって課金できる仕組みを提供している。
有料登録会員はプロや著名人・芸能人だけでなく、ゲーム実況者「M.S.S Project」によるチャンネルが有料登録会員数上位30位に入るなど、プロアマ関係なくさまざまなジャンルのチャンネルが人気を集めているという。有料ニコニコチャンネルの年間分配額は、3,000万円以上が6チャンネル、1,000万円~2,999万円未満が27チャンネル、500万円~1,000万円未満が27チャンネル、100万円~500万円未満が86チャンネル、50万円~100万円未満54チャンネルという結果に。有料登録会員数が100位以上のチャンネルの年間平均分配額は、844万7,555円となっており、一般ユーザーで収益をあげている例も少なくない。
「ニコニコチャンネル」や「ブロマガ」における、直近のトピックスは、2014年6月に開設された「マックスむらい部」(月額540円)が開設後約2か月で会員数を1万人突破したほか、ゲーム実況者集団「M.S.S Project」が運営する「M.S.S Projectチャンネル」(月額540円)や、ユーザー生放送の配信者である恭一郎が運営する「恭チャンネル」(月額540円)など、ユーザーチャンネルの登録者数が順調に増加。その他、文化放送のラジオ番組『Lady Go!!』の「Lady Go!!ホワイトちゃんねる」(月額540円)は開設3か月で約2,000人の会員を集め、スポンサー費用収入だけでない独自の番組制作。そして『週刊文春』(文藝春秋)が運営する「週刊文春デジタル」(月額864円)では、読者からの情報提供を募集する「文春リークス」を開始するなど、「ニコニコチャンネル」を通じて新たなメディアスタイルが生まれている。
「ニコニコチャンネル」全体の有料月額チャンネル/ブロマガの総売上は約12億5,000万円で、チャンネル開設者への総分配額は約7億6,000万円。上位30チャンネルは、「アイドルマスター ミリオンラジオ!」「岡田斗司夫ブロマガチャンネル」「津田大介チャンネル」「西川貴教のウラノミ!!」「OH!! MY!! GACKT!!」「夏野剛チャンネル」「堀江貴文 ブログでは言えないチャンネル」「週刊文春デジタル」「M.S.S Projectチャンネル」「パチンコ/パチスロ ジャンバリ.TV」など、さまざまジャンルがひしめいている。8月20日付のブロマガ有料登録者数上位30チャンネル(五十音順)は以下のとおり。
・アイドルマスター ミリオンラジオ!(月額540円)
・animeloLIVE!(月額1,100円)
・M.S.S Projectチャンネル(月額540円)
・岡田斗司夫ブロマガチャンネル(月額540円)
・OH!! MY!! GACKT!!(月額864円)
・こくヌキ王国 リターンズ(月額540円)
・小林よしのりチャンネル(月額540円)
・GODSGARDEN(月額540円)
・週刊文春デジタル(月額864円)
・声優グランプリチャンネル(月額540円)
・竹田恒泰チャンネル(月額864円)
・津田大介チャンネル(月額648円)
・苫米地英人チャンネル(月額864円)
・鳥海浩輔・安元洋貴の禁断生ラジオ(月額540円)
・トリプル・ゾーン(月額540円)
・夏野剛チャンネル(月額540円)
・ニコナナ(月額540円)
・ニコニコゲーム実況チャンネル(月額540円)
・ニコプロ -ニコニコプロレスチャンネル(月額540円)
・西川貴教のウラノミ!!(月額648円)
・パチ・スロ サイトセブンTV(月額1,296円)
・パチンコ/パチスロ ジャンバリ.TV(月額540円)
・久田将義のニコ生タックルズ(月額540円)
・ビュロー菊地チャンネル(月額864円)
・PLANETSチャンネル(月額864円)
・堀江貴文 ブログでは言えないチャンネル(月額864円)
・麻雀スリアロチャンネル(月額864円)
・マックスむらい部(月額540円)
・めいこいファンクラブ(月額540円)
・やまだひさしの やまちゃんねる(月額540円)