ヤマハは8月20日、AVレシーバー「AVENTAGE(アベンタージュ)」シリーズの新モデル「RX-A3040」「RX-A2040」を発表した。発売は9月下旬。希望小売価格は、RX-A3040が250,000円で、RX-A2040が180,000円(いずれも税別)。

左が「RX-A3040」で右が「RX-A2040」。RX-A3040は、ブラックとチタンの2色が用意されている

2製品ともに、ディスクリート構成のパワーアンプを搭載した9.2chのAVレシーバー。ESS社のDACチップを搭載し(RX-A3040はESS9016+ESS9006で、RX-A2040はESS9006×2)、192kHz/24bitまでのハイレゾ音源の再生に対応している。ハイレゾリューション・ミュージックエンハンサー機能によって、非圧縮音源や可逆圧縮音源を最大96kHz/24bit相当まで拡張することが可能だ。

また、ドルビーラボラトリーズの新サウンド技術「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」をサポート(ファームウェア更新により対応予定)。自由な音の定位により、包囲感や移動感を伴う多次元的なサウンドを楽しむことができる。

音場に高さ方向のデータを付加し、立体的なサラウンド空間を実現する「シネマDSP〈3Dモード〉」にも対応。「VPS(バーチャル・プレゼンス・スピーカー)」機能を使用すれば、通常の5.1chや7.1ch構成のスピーカーで3Dモードを楽しむことができる。RX-A3040は最大11.2chで3次元立体音場を実現する「シネマDSP HD3」にも対応している。

「RX-A3040」(左)と「RX-A2040」(右)のリアパネル

HDMI端子は、8入力/2出力を装備。4K/60P映像信号のパススルーや、4K信号へのアップスケール、3D信号伝送、ARC、CECに対応するほか、フロントパネルにのHDMI入力端子は、MHL端子としても使用可能だ。

ネットワークオーディオ機能は、DLNA 1.5、AirPlay、インターネットラジオ(vTuner)に対応。Wi-Fi機能も搭載している。また、Wi-Fi環境が整っていない場合でも、スマートフォンやタブレットなどとダイレクトに接続する「Wireless Direct」機能を利用できる。

定格出力は、RX-A3040が165W/chで、RX-A2040が150W/ch(20Hz~20kHz、2ch駆動)。スピーカー出力は、フロント・センター・サラウンド・サラウンドバックの7chに、拡張スピーカー端子4chを装備。拡張スピーカー端子は、フロント/リアのプレゼンススピーカーやZone用、バイアンプ駆動用のスピーカー端子として利用可能だ。

本体サイズはW435×D467×H192mm。質量はRX-A3040が19.6kgで、RX-A2040が17kg。