TBS系列で2014年4月期に放送されたTBSとWOWOWの共同制作ドラマ『MOZU Season1~百舌の叫ぶ夜~』が、ギャラクシー賞テレビ部門において、2014年7月度月間賞を受賞したことが20日、明らかになった。

映画『海猿』シリーズなどを手掛けた羽住英一郎監督による革新的な映像世界と、西島秀俊・香川照之・真木よう子をはじめとするキャスト陣の演技、本格アクションが反響を呼んだ本作。2014年6月から7月にかけてWOWOWで放送された続編『MOZU Season2~幻の翼~』も、同賞を同時受賞した。キャストに蒼井優・佐野史郎が新たに加わった『Season2』は、10月よりTBS系列の木曜ドラマ劇場で地上波初放送されることが決定している。

『MOZU』の受賞理由についてNPO法人放送批評懇談会は、「物語、アクション、美術、そして世界観。どれをとっても海外ドラマに負けないクオリティがあり、従来の連続ドラマの概念を打ち破る画期的な作品。特に陰影に富んだ映像は味わい深く、無機質な音楽も独特の世界を構築している。俳優陣の熱演・怪演にも拍手」と発表した。

そして、プロデューサーの渡辺信也氏は「テレビドラマにおける新しいチャレンジをたくさん詰め込んだので、どう受け止められるのか期待半分、不安半分でしたが、僕らの想像以上に熱く応援していただいたことが、今回の受賞に結びついたのだと思います」とコメント。「1シーン、1カットにこだわり抜いたキャスト・スタッフの熱が、視聴者の皆さんに届いたのだとしたら本当にうれしいです」と喜びを示している。