三井住友銀行は18日、大手行では初めてという新規口座開設時のキャッシュカードの即時発行を開始した。まずは27店舗で取扱いを開始し、今年度中には国内全店で取扱いを行うとしている。
従来は、店頭でキャッシュカードの新規発行手続きを行った場合、郵送で渡すことになるため、顧客に届くまで1週間から10日程度の時間を要していたが、同サービス導入により、その場でキャッシュカードを渡すことが可能になる。また、生体認証機能を希望の顧客は、その場で同時に指の静脈パターン(生体認証情報)を登録できるようになるという。なお、喪失や破損などに伴うキャッシュカードの再発行については、2012年2月より、一部店舗にて、即時発行を実施しているという。
このたびの「キャッシュカードの即時発行」において、日本電気は、サービスを提供するためのシステム全体の構築及びカード発行操作用のタブレット端末の提供を担当し、凸版印刷は主にカード発行機、ソフトウェアの開発を担当している。
3社は、今後も顧客の多様化するニーズに幅広く応えることができるよう、より一層、商品・サービスの拡充に取り組んでいくとしている。