最愛の相手と結婚することが決まったら、いつ入籍するか? 結婚式は挙げるのか? の2つが検討事項となることでしょう。入籍自体に費用は掛りませんが、結婚式を挙げるとなったら費用が発生しますし、披露宴を開くとなったら相応の費用がさらに掛ります。
私たちの結婚紹介所に登録されている会員のうち300名の方を抽出して、「結婚式費用にいくら掛けたいと思いますか?」というアンケートを行いました。その結果を上位から順に紹介すると、「200万円まで」が27.7%、「300万円まで」が22.3%、「100万円まで」が19.0%、「50万円まで」が16.7%、「300万円以上」が14.3%となりました。これを見ると、一時の「地味婚ブーム」は下火となり、多少なりとも結婚式に費用を掛けても良いという風潮へとシフトしつつある感があります。
――さて、実際に結婚式を挙げるとしたら費用はどれくらい掛るのでしょうか?
結婚式場(披露宴会場)をどこにするかによって違いがありますが、招待者数の全国平均は約70名、この場合に掛かる費用の相場は330万円前後だといいます。招待者から頂く「ご祝儀」や、両親からの援助などを支払いの一部に充当することとなるので、新郎新婦それぞれが実際に拠出する金額は「100万円前後」となります。例外的に、大きなホールを貸し切ったうえ、200~300名を招待して「華燭の典」さながらの披露宴を行う地域もあります。こうなると結婚式全体の費用は正に青天井。いったい幾ら掛かるのか想像も出来ません。
例外は別として、実際のところ、親族や近親者だけ、仲の良い友達だけを招待して結婚式を行うのであれば、費用をかなり抑えることができます。披露宴も同様です。
世の男性にありがちなのが、「お金がないから結婚はまだ考えられない」というもの。また、「お金がないから」と結婚自体を諦めてしまう人がいます。しかし、ちょっと待ってください。単純に、婚姻届を役所に提出するだけで婚姻関係は成立するのです。恋愛の辿り着く先は結婚だけではないのかも知れません。でも、「お金がないから」という理由だけで、結婚を諦めてしまうのは不条理です。経験してみないと分からないこと事もあるのです。経験さえせずに、二の足を踏んでいるだけでは一歩も先に進むことができません。と相談に来られる方たちにいつもお話しています。
(※写真画像は本文とは関係ありません)
執筆者プロフィール : 坂田 陽子(さかた ようこ)
福岡県生まれ。20代の半ばから恋愛・夫婦問題に関するカウンセリングを開始する。その相談件数は年間1万件以上。多くの案件を解決した経験から独自の恋愛論を展開し、各メディアで人気に。現在では、経験を活かし、結婚相談所「ブライダルジャパン」と社会人サークル「東京アクティビティ」を主宰している。これまでに、多数の出逢いと成婚を手がけ、30代女性の成婚率においては90%以上を誇る業界屈指の恋愛カウンセラーである。
坂田陽子の結婚相談所「ブライダルジャパン」→http://www.bridaljapan.com/