日立マクセルは8月19日、カナル型イヤホン「エムベース」シリーズとして「MXH-MB500」「MXH-MB300」を発表した。発売は8月25日で、価格はオープンとなっている。推定市場価格はMXH-MB500が5,000円前後、MXH-MB300が3,000円前後(税別)。
独自の音響技術により、重厚かつ臨場感あふれる重低音再生を可能にしたカナル型ヘッドホン。MXH-MB500は表面積44平方mmの大型パッシブラジエーターを搭載するモデルで、パッシブラジエーターがダイナミックドライバの背圧に共振することで迫力ある重低音を生み出す。MXH-MB300は振動板の振幅を大きくしたロングストロークドライバを搭載するモデル。振動板の大きな振幅が、ハウジング内部の空気を押し出す力を強めて低音を増強し、迫力ある低音再生を可能にする。
2モデルとも、ドライバユニットに軽量なCCAWボイスコイルを採用。これにより、躍動感とキレのあるクリアなサウンド再生を実現している。また、高磁力のネオジムマグネットが磁気のひずみを低減し、豊かな低音と繊細な中高域の両立を可能とした。
主な仕様は次の通り。ドライバーサイズは共通で直径8mm、インピーダンスはMXH-MB500が11Ω、MXH-MB300が10Ω、音圧感度はMXH-MB500が95dB/mW、MXH-MB300が96dB/mW、再生周波数帯域は共通で20~20,000Hz、最大入力が200mW(IEC:国際電気標準会議)となっている。コード長は2モデルとも約1.2mで、プラグはL型金メッキの3.5mmステレオミニ、質量はMXH-MB500が約15g、MXH-MB300が約12gだ。イヤーピースは、抗菌作用を持つ銀イオンが練り込まれた「抗菌イヤーピース」を採用している。