東京都は18日、「東京都地域中小企業応援ファンド」助成対象事業"第12号"として、23事業を決定したと発表した。

東京都は、東京都中小企業振興公社と協力して「東京都地域中小企業応援ファンド」事業を実施。地域の魅力向上や課題解決を目的として、多様な担い手が取り組む意欲とアイデアに溢れた事業に対し、助成を行っている。

今回、同事業の第12号として、23事業を選定。選定された事業に取り組む中小企業などには、最長2年にわたり事業に要する経費の一部を助成するほか、「地域応援ナビゲータ」が事業化から販路開拓までを一貫してサポートしていく。都によると、過去11回の募集で選定した242件の事業のうち、助成金を活用して製品の開発やサービスの立ち上げを終了した複数の事業が、販路開拓のステージへ移行し、事業化を達成しているという。

今回選ばれた事業は、今野製作所(足立区)による「城東地域の企業間連携受注ビジネスの展開(地域資源活用型ビジネス)」、情報セキュリティ・マネジメント(豊島区)による「Wi-Fiによる被災時の外国人向け情報伝達(都市課題解決型ビジネス)」、Orange(港区)による「伊豆七島への外国人旅行者集客誘致施策(地域資源活用型ビジネス)」、グローバルメディア(中央区)による「東京発! 胃文化交流プロジェクト(都市課題解決型ビジネス)」などとなっている。

助成対象事業の概要(2例)(出典:東京都Webサイト)