香港の片隅に"あにき"はいる

Facebookのファン数17万人以上、出演CM20数社、写真集3冊、サイン会に長蛇の列、さらに自分名義の慈善基金も設立。これは誰かと言うと、今香港でもっとも注目されている猫である。新聞スタンドの店長を勤めるその名も"クリームあにき(忌廉哥/Cream Bro)"がこのほど、日本オリジナル版の写真集『香港の大スター☆クリームあにき』が発売された。

香港中で"あにき"に会える!?

"クリームあにき"は、九龍尖東にある「信和便利店」という新聞スタンドで飼われているブリティッシュ・ショートヘア。雑誌や新聞の上でまったりしている巨漢のおちゃめなキャラクターが話題となり、オフィシャルFacebookも立ち上がった。しかし、2012年の夏、3週間ほど行方不明になり、ファンがオフィシャルFacebookを通じて大捜索。無事保護された時には新聞各社も報道し、さらにファンも拡大することとなる。

その後、香港の旅行社のCMキャラクター(現在も香港国際空港の荷物カートでポスターが使われている)をはじめ、マイクロソフト、花王、ダイソン等大手各社がこぞってCMに起用。写真集の出版やショッピングモールでのクリスマスのマスコット、年末のカウントダウンイベント等、香港のいたるところでクリームあにきを見ることができるようになった。

香港中がこの顔・姿に夢中

日本への進出は、辰巳出版社の隔月雑誌「猫びより」2013年5月号で"クリームあにき"と日本語名を命名して紹介したのをきっかけに、2013年11月には同社季刊誌「ネコまる」27号の特集記事と表紙を飾り、続く2014年5月の28号でも同誌初の2号連続での表紙と特集記事が掲載された。また、「anan」や「地球の歩き方香港・マカオ2014-15」に取り上げられる等、日本語の"クリームあにき"という名前の知名度も確実に上がってきている。

『香港の大スター☆クリームあにき』には香港情報も満載

このほど発売された、日本オリジナル版"クリームあにき"写真集は、あにきの日常から香港での人気ぶり、生い立ち、あにきを取り巻く環境等等、あにき初心者でもこの一冊であにき通になれる情報が満載。また、日本人の知らない香港の文化や習慣も細かく解説されており、あにきが香港の観光名所やグルメまで紹介している。「この本を持って香港までクリームあにきに会いに行きたい!」そんな一冊となっている。

辰巳出版社ムック本『香港の大スター☆クリームあにき』の価格は1,296円(税込)。