マイナビはこのほど、2015年卒業予定の全国大学4年生、大学院2年生を対象とした「2015年卒マイナビ大学生就職内定率調査」を発表した。

同調査は、幅広い層の学生から内定率を調査することを目的として、2010年3月より開始し、今年で5年目となる。7月25日~31日、「マイナビ2015」会員の2015年3月卒業見込みの全国の大学4年生、大学院2年生を対象にWEBアンケートにて実施。有効回答数は、3,799件(文系男子952名、理系男子681名、文系女子1,711名、理系女子455名)だった。

7月末の内々定率は前年同月比5.7pt増の67.2%に

内々定率は、5年間でもっとも高い割合に

7月末の内々定率は前年同月比5.7pt増の67.2%と、2011年卒の調査開始以来5年間でもっとも高い割合となった。

文理男女別では理系学生が男女ともに内々定率75%を超え(理系男子:77.5%、理系女子:75.2%)、4人に3人の割合で内々定を保有する結果となった。また、学生の平均内々定保有社数も前年同月比0.2社増の1.6社と増加した。

同じく複数社内々定を保有している学生の割合も前年同月比 6.7pt増の32.5%(2社:19.8%、3社以上:12.7%)と、いずれも前年同月を上回り高い割合となった。内々定を保有している学生の内、「内々定先に満足して活動を終了」と回答している割合は、前年同月比1.4pt増の71.5%となった。

割合はほぼ前年同月(70.1%)と変わらないものの、内々定率の上昇により、活動を継続する学生の割合は前年同月比5.2pt減の50.5%となっている。