カヤックは、友人や家族などその場にいる人と音楽を共有できるiPhoneアプリ「FESS(フェス)」をリリースした。対応OSはiOS 7.0以上。価格は無料。

最大5台のiPhoneにインストールされている音楽を1台の端末に集約して再生する無料アプリ「FESS」がリリースされた

同アプリは、「集まれば、そこがフェスになる。」をキーワードに開発された音楽共有アプリ。友だちや家族などその場にいる仲間同士で、互いのiPhoneに入っている音楽を1台のiPhone(親機)に集約して流すことができる。親機をスピーカーに接続すれば、ドライブやホームパーティー、バーベキューといったさまざまなシチュエーションを、みんなで集まって音楽を聴くフェスのような空間を演出することが可能。Bluetooth通信を利用し、最大5人まで参加し、音楽を共有することができる。

また、同アプリは音楽を共有する人全員が端末にダウンロードしておく必要がある。音楽を再生する親機となるiPhoneを持つ人がアプリ内にて新規の「FESS」を作成。音楽を共有してかけたい人(子機)もアプリを立ち上げ、すでにつくられている「FSSS」に参加する。各自のiPhoneの中からかけたい音楽を選択すると、親機の音楽リストに選んだ音楽が追加され、順番に再生される。

ちなみに、同アプリは、カヤックが2012年にリリースしたiPhoneアプリ「Music Party」をベースに、バッテリー消耗の課題対応やインタフェースの刷新などを実施してバージョンアップしたものだという。今後はAndroid版のリリース、ならびにWi-Fi環境での通信対応などのアップデートを予定している。