「こんなダイヤがキラキラした婚約指輪もらったら、最高だな~」といきなり彼女が言った。300万円って……どう考えたって無理だよ。今回は、マイナビニュース会員のうち既婚男性171名に、婚約指輪を贈ったかどうか教えてもらった。
Q.婚約指輪は贈りましたか?
はい 60.8%
いいえ 39.2%
Q.それはどうしてですか?
婚約指輪を贈った
■古くからの慣習
・「一般的なしきたりだと思うから」(54歳男性/情報・IT/事務系専門職)
・「形式みたいなもの、周りの風潮」(43歳男性/建設・土木/営業職)
・「結納の代わりに」(44歳男性/その他/事務系専門職)
・「それが礼儀だから」(27歳男性/情報・IT/技術職)
・「世間一般にしてることだし、嫁に恥ずかしい思いをさせたくないので」(35歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「親がそうすべきだと主張したので」(54歳男性/電機/技術職)
■こんなパターンも
・「自分の母親から譲り受けた物」(39歳男性/自動車関連/事務系専門職)
・「親が買っていました、あとで請求書は回ってきたけど……」(55歳男性/その他/販売職・サービス系)
・「叔父からのプレゼントで事前に用意されていたので」(52歳男性/団体・公益法人・官公庁/専門職)
■自分の気持ち
・「あげたかったから」(29歳男性/商社・卸/事務系専門職)
・「せめてプレゼントしたかったので」(38歳男性/商社・卸/事務系専門職)
・「喜ぶ顔が見たかったので」(28歳男性/建設・土木/技術職)
・「気持ちの証」(32歳男性/不動産/事務系専門職)
・「プロポーズに使うため」(36歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
■決意を込めて
・「妻を安心させるためと、自分が結婚することを自覚するため」(29歳男性/自動車関連/営業職)
・「誠意を見せたかったので」(47歳男性/情報・IT/技術職)
・「渡すのが普通だと思うし、自分自身の決意表示にもなるので」(33歳男性/情報・IT/営業職)
■せがまれて
・「ほしいと言われたから」(27歳男性/金融・証券/専門職)
・「欲しがったから」(48歳男性/通信/事務系専門職)
・「ねだられたから」(29歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「嫁の希望」(30歳男性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
婚約指輪を贈らなかった
■合理的な感覚
・「要らないと言われた」(29歳男性/農林・水産/技術職)
・「金銭的に余裕が無かったから」(59歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「お金がなかったし、みんながやってる風習は嫌いだから」(27歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「結婚指輪と一緒にした」(28歳男性/情報・IT/技術職)
・「婚約指輪は使わなくなるのがわかっていたため、ネックレスにしたため」(29歳男性/商社・卸/事務系専門職)
・「指輪ではなくて、ペアウォッチにした」(33歳男性/学校・教育関連/専門職)
■総評
婚約指輪を贈ったという男性は60%超と、贈らなかったという男性より多かった。ただ回答を見ていくと、「慣習」「しきたりだから」「礼儀・マナー」「形式的に」と、感情以前に「とにかく婚約指輪は贈るもの」という認識が強いようだ。他にも「親に主張された」「母親から譲り受けた」「両親が買っていた」など、"家"のつながりを感じさせる意見が意外なほど目立った。
男性側の気持ちとして「あげたかった」「相手の喜ぶ顔が見たかった」「プロポーズに使った」といった回答もあったが、こちらは20-30代の若い世代が多かった。「結婚するぞ!」という決意を込めた、相手への誠意を示すために贈った、という人もいた。
婚約指輪を贈らなかった4割弱の人たちは、「不必要」「無駄」と合理的な感覚の人が多かった印象だ。まだその時には金銭的に余裕がなく「買えなかった」という人も。結婚指輪と一緒にしたという人、指輪ではなく時計やネックレスにしたという人など、彼女の意思も含めて指輪の購入は見送ったカップルもあるようだ。
結婚までの短い期間しか身につけない婚約指輪。女性編のアンケート結果を見ると「欲しい」という人と「要らない」という人は、ほぼ半々の割合のようだ。購入するかしないかは、2人で話し合って臨機応変に決めてもいいのかもしれない。
(文・アリウープ 中嶋絵里)
調査時期: 2014年7月2日~2014年7月23日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性171名
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません