9月6日公開の映画『イン・ザ・ヒーロー』の完成披露プレミアが11日、都内で行われ、主演の唐沢寿明をはじめ福士蒼汰、黒谷友香、寺島進、日向丈、和久井映見らが出席した。
本作は、危険なヒーローアクション映画に挑む日本一のスーツアクターにスポットを当てた物語。観客に顔を知られることなく、肉体を酷使しながら闘う彼らが、オーディションの末に勝ち取ったハリウッド映画のクライマックスシーンで、炎にまみれてワイヤーなしで大殺陣に挑む。主人公のベテラン・スーツアクター本城渉を演じるのは、映画『本格科学冒険映画 20世紀少年』シリーズ以来、5年ぶりの主演映画となる唐沢寿明。ほか、福士蒼汰、黒谷友香、寺島進、和久井映見など豪華キャスト陣が脇を固める。
完成披露プレミアが行われたこの日は、試写会前に舞台あいさつ。主演の唐沢は「どうも! こんばんは! 実写版のウッディーです」と観客の心をつかんで「今日はこんなにもたくさんの方に来ていただいてありがとうございます。とにかくこの映画を見ていただいて、感じるものがあると思います。それをたくさんの方に広めて下さい」とあいさつ。唐沢はかつてスーツアクターをしていた時期もあり、「昔はやってましたが、それが今(劇中で)できるかどうか、という感じでした。考えてみたら、一生懸命やっても初老ですからね」と話しつつ、「原始的な感じでスタントをやったので、懐かしくもあり、またこれをやるのかという思いもありました」と振り返っていた。
MCからの「もしも海外からオファーが来たら?」という質問に、唐沢は「何が来るかによるね。どんな話かにもよる。基本、日本が好きなんですよ。だから日本でいい。何となく分かってくれそうな気がするから」と否定的。一方の福士は「僕は是非やりたいと思いますね。やっぱりオファーがいただければやりたいと思うし、海外にも興味があるので英語も勉強しています。そういう機会があればやりたいと思います」と意欲を見せると、唐沢が「吹き替えは俺がやりますよ。若い頃からやってましたから、全部やります!」と話して観客を笑わせた。映画『イン・ザ・ヒーロー』は、9月6日より全国公開。