11日のTBS系バラエティ番組『有吉AKB共和国』(毎週月曜26:16~)で、フジテレビ系『テラスハウス』(毎週月曜23:00~)のパロディ企画「HARASU HOUSE」が放送され、Twitterなどで話題になっている。

「HARASU HOUSE」に出演した北原里英 撮影:大塚素久(SYASYA)

『テラスハウス』は複数の男女の共同生活を追ったリアリティ番組で、2012年10月にスタート。11日に放送された番組のエンディングで、9月末に終了することが突然発表された。その直後の放送だったことからTwitterでは「このタイミングでw」「パロディがすばらしいな」「腹減るわ」「数ある『テラスハウス』のパロディの中でも頭1つ2つ抜けてる」「爆笑」「面白すぎ笑」「やばい」などの感想が数多くつぶやかれ、Twitterトレンドに"ハラスハウス"が入ったことから「あれなに」と反響が広がった。

番組の冒頭、司会の有吉弘行とAKB48・小嶋陽菜が次のようなやりとりをした後に、「HARASU HOUSE」はスタートする。「突然なんですが私、好きな食べ物ができちゃったんです!」(小嶋)、「え~!? そんなぁ…。何!?」(有吉)、「えっと…鮭のハラスです」(小嶋)、「えぇ~! マジか…」(有吉)、「鮭のハラスというのはマグロでいうトロに当たる場所なんですよ。今回はそんなハラスの魅力が詰まったVTRを用意しているそうなので、さっそく見てみましょう」(小嶋)。

「HARASU HOUSE」は、音楽や映像トーンからロゴまで本家に似せたパロディの第2弾。今年4月には第1弾となる「SHIRASU HOUSE」が放送され、元AKB48の野呂佳代や佐藤由加理らが出演。野呂が"シラスくん"とめでたくカップルになり、そのほかのメンバーも卒業した。今回は、その佐藤がスタジオキャストとしてナビゲーターを務め、「この番組は1つ屋根の下で男女が生活します。番組が用意したのはすてきなおうちとすてきなお箸だけ。台本は一切ございません」と趣旨を説明する。

参加者は永尾まりや、田野優花のAKB48メンバーと"ハラスくん"に加え、本家で番組スタート時の2010年10月から同年12月まで出演していた北原の4人。全員が初対面という設定で、田野は北原を前に「テレビ観てます! あの一緒に共同生活するやつ」と興奮する。オープニングはテイラー・スウィフトの「We Are Never Ever Getting Back Together」をバックに、ハラスのさまざまな調理後の映像が流れる。

その後、3人とハラスくんとの恋愛模様が描かれ、ハラスくんはさまざまな"調理後"の姿で登場。永尾は生ハラス丼、田野は鮭ハラスご飯で心を奪われるが、流されやすいハラスくんに愛想を尽かしてしまう。本家で菅谷哲也との手つなぎを拒んだ北原の「それ嫌だ」の名シーンも再現され、最後は北原がハラスくん出演の舞台『タンブリング!!』を寿司屋で観劇。鮭のハラスの巻き寿司で口づけを交わし、北原は「もう…ハラスくんのセクシャル"ハラス"メント」と一言。しかし、その後ハラスくんは産卵のために北海道へ帰ってしまう。有吉は冒頭からワイプ越しに思わず「うまそう…」「寿司食いてぇ…」などとつぶやき、映像の完成度に「本家に負けてないよね、作りが」と太鼓判を押していた。

北原は11日、リアルタイムで『テラスハウス』を見ていたようで、Twitterで「え?! 終わる?!」と9月で終わることを驚き、「テラスハウスがくれたもの、たくさんありすぎます…。本当に寂しいけど、最後まで見守りたいと思います!」と心境をつづった。その後、「今日の有吉AKB共和国に出演します こ、このタイミングでこの企画です…是非見てほしいっ」と告知。竹内桃子や中津川翔太など本家初期メンバーからの感想も寄せられ、北原は「初期メンの視聴率高め。笑」と喜んでいた。