アイ・キューが運営する人事ポータルサイト「日本の人事部」は、全国の217社のビジネスパーソン(経営者、管理職、人事担当者 他)を対象に、「女性管理職」についてWEBアンケートを実施した。調査期間は7月28日~8月4日。

女性管理職に期待すること

女性管理職に期待することについて尋ねたところ、45.5%が「次世代の管理職のロールモデルとして、従業員の仕事への意欲の向上」と回答した。仕事と私生活の両立を実現している女性管理職の姿が、次に続く女性社員に意欲を与える存在として、期待されているようだ。2位は「経営や組織の"あり方"の変革」(25.8%)、3位は「多様な視点・感性を活かした商品やサービス」(22.7%)だった。

実際に活躍している女性管理職のタイプについて聞くと、最も多い回答はプレイヤーであり管理者でもある「プレイングマネジャー型」(50.0%)だった。半数を占めており、プレーヤー業務に従事する企業の管理職の現状が浮き彫りとなっている。

実際に活躍している女性管理職のタイプ

女性管理職の登用を促進するために取り組むべきことについて尋ねたところ、「管理監督者層・マネジメント層の理解」(25.6%)、「経営層によるコミットメント」(18.6%)、「女性社員の意識改革」「仕事と生活の両立支援」(同率17.4%)などが多く挙げられた。

一方で、「管理職候補の育成にはたいへん時間がかかるもの。短時間で女性管理職をつくろうとすることに疑問を感じる」という、「管理職育成の難しさ」に触れる意見も寄せられている。