俳優の佐藤健、青木崇高、大友啓史監督が10日、東京・新宿の新宿ピカデリーで、前日から日本全国10都市で行った映画『るろうに剣心 京都大火編』の舞台あいさつツアーを締めくくった。
今月1日から公開された本作は、全国439スクリーンで上映され、土日2日間で観客動員43万3,346人、興行収入5億9,223万円を記録するなど、今年公開された日本映画の実写作品でナンバー1の好スタートを切った。現在、オープニングから9日間で134万人、興行収入は17億円を超えるヒットを記録している。
佐藤、青木、大友監督の3人は、6日に行われた日本映画初のフィリピン・マニラでのアジアプレミアに続き、「大ヒット御礼」と銘打ち9日と10日の2日間で日本全国10都市12回の舞台あいさつを行うツアーを決行。フィリピン、福岡、広島、大阪、京都、名古屋、札幌、仙台、盛岡、埼玉の後、初日舞台あいさつも行われた新宿ピカデリーでファイナルを迎えた。
22時30分からのスタートだったことから佐藤は「こんな時間に舞台あいさつするのは初めて」とコメント。さらに台風11号の影響でツアーの完走が危ぶまれたことに触れ、「雨、大丈夫でしたか?」とファンを気遣い、「傘、持っているよね。帰り道はそれで戦いながら帰るんでしょ?」と冗談を交え、会場の笑いを誘った。また、大友監督は「おかげさまで良いスタートを切ることができました」と感謝し、「今日全国を回ってきて手応えを感じました」と本作をアピールした。
またこの日、佐藤演じる緋村剣心の宿敵・志々雄真実を演じた藤原竜也から、佐藤へサプライズメッセージが贈られた。藤原は別の撮影でイベントに参加できないことを詫びながら「健君がこれだけの大作の主演を撮影から公開まで1年以上背負って全うされることの大変さは計り知れないものがあったかと思います」「刺激を沢山もらいました」とメッセージ。宿敵役からの思わぬ演出に、佐藤はしみじみと「本当にうれしいです」と語っていた。
■藤原竜也から佐藤健へのサプライズメッセージ全文
「健君、青木君、大友監督国内外での大プロモーション、本当にお疲れ様でした。そして『るろうに剣心』大ヒット本当におめでとうございます。自分は今、別作品の撮影中でして舞台あいさつに参加できずごめんなさい。ですが陰ながら応援しています。僕も取材で何度かお話しましたが、健君がこれだけの大作の主演を撮影から公開まで1年以上背負って全うされることの大変さは計り知れないものがあったかと思います。本当にお疲れ様です。志々雄として健君と対峙できた撮影現場は本当に過酷で大変な現場だったけど、本当に充実したモノづくりをできましたし、刺激をたくさんもらいました。『伝説の最期』もきっとすごいことになっていると思います。楽しみにしています。」