エイチームのグループ会社である引越し侍はこのほど、同社が運営する引越し比較・予約サイト「引越し侍」利用者へ実施したアンケート結果を元に、都道府県別「エアコンの保有台数&設定温度ランキング」を公開した。調査2014年6月~7月にインターネット上で実施し、2,106件の回答を得た。
同調査は、同サイトを利用の上、引越した人を対象にアンケートを実施。その結果をもとに、都道府県別のエアコン保有台数と、設定温度に関する調査レポートを作成した。
エアコン保有台数、1位は福井県に
結果は九州や四国といった、平均気温の高い地域が上位占めていたため、暑い地域ほどエアコンをたくさん持っていると言える結果となった。そんな中、1位福井県、6位富山県と、北陸地方の2県がランクインしている。
同社によれば、「北陸地方は、年間平均気温はそこまで高くないものの、年間最高気温は比較的上位であることから、季節による気温差が大きく、夏が暑い地域であることが伺える。また、主に福井県・富山県・石川県に電気を供給している北陸電力は、電力会社10社の中でもっとも電気代が安い。その北陸地方の中で、福井県と富山県は、持ち家率・持ち家の延べ床面積のほか、湿度の高さでも全国TOP3以内に入っている」ことが福井県1位の理由ではないかとコメントしている。さらに、夏は湿度が高くて蒸し暑く、家が広くて電気代も安い福井県・富山県は、エアコンの保有台数が多くなるのも納得できる、と分析している。
日本一暑い沖縄県、どうして41位!?
上位を暑い地域が占める中、日本一暑いイメージのある沖縄県の保有台数は41位だった。詳しく調査を進めると、沖縄県の年間平均気温は全国1位だったが、夏場の最高気温に関しては42位となり、夏はほかの地域の方が暑いことがわかったという。
「年中暖かい沖縄県は、1年を通しての寒暖差が本州よりも小さいため、県民も、暑さに慣れているのかもしれない。また、沖縄県は、電力会社別の電気料金ランキングで、ほぼ毎年3位以内にランクインするほど電気料金が高い県となる。沖縄県のエアコン保有台数の少なさは、暑いことが当たり前であること、電気代が高いことが、少なからず関係している可能性がある」
実は、福井県民は日本一暑がり?、驚きの調査結果に
エアコンの保有台数1位となった福井県は、同社が同時に調査をおこなった「扇風機の保有台数ランキング」「出身地別 エアコン設定温度ランキング」でも1位にランクイン。さらに2012年の総務省の家計調査では、アイスクリーム・シャーベットの消費量も全国2位だったという。